新聞に人慣れした都会の鳥の記事があった。
都会の鳥は…、人間が怖くない? 東京23区と茨城、逃げ出す距離に差:朝日新聞
要旨は:
都会の鳥には、スズメ、ハシブトガラス、ムクドリ、キジバト、シジュウガラ、ヒヨドリ、ハクセキレイの7種がいて、人を恐れないので近づいてもなかなか逃げない。人が近づいて逃げ始めた距離を東京の都心と茨木で比較して、都心のほうが短くて警戒心が低いことが判った。
7種の鳥の東京に定着した時期はいろいろだが、それと逃げ始める距離に関連はなかったので、警戒心の低下が世代を経て獲得される遺伝的な変化ではなく、慣れ(学習)によって比較的短期間に現れた可能性が考えられる。
自分も野鳥については写真を撮るなどして親しんでいる。川でカワセミの写真を撮っていて、見られる時期の初めのころは警戒心が強くて近づくとすぐ逃げるが、時期が経つと徐々に逃げなくなって写真を撮りやすくなる。
しかし、だからといってカワセミが人を恐れなくなるわけではなく、年が代わるとまた警戒心がつよくなるので、上記7種の鳥とは違っている。
従って、慣れはあるものの遺伝子からくる警戒心の強さの違いはあると思う。
上記7種の警戒心の低さは、都心で世代交代を繰り返すうちに警戒心が低いほうが生存率が高いので、子孫を残しやすかった結果だろう。警戒心が低くて人が近づいても逃げないほうが、多くの食料を得られて子孫が残しやすいからだ。都心では鳥は法律で保護されているので人から被害を受けることは少ない。都心でハトを見ていると特にそれを感じる。
リスクが低いときは大胆に動いたほうがリターンは多いのは人間の世界でもいえる。