※観光目的の皆さんにはまったく役に立たないブログです(笑)。
急遽、故郷・北海道帯広市へ1泊2日の旅へ。
用事は1日で済み、予備日としてとってあった2日目が、飛行機の時間まで空くことになり、レンタサイクルを借りて市内をブラブラすることにした(※「とん平」回のコピペ)。
ここからは「帯広市内・行き当たりばったりサイクリング(超個人的懐かしツアー)」で私の琴線に触れたものをザーッと紹介していきます。
■帯広駅前
大学進学を機に帯広を離れた私の脳内に存在する帯広の記憶は、完全に「昭和」のそれだったりする。
そんな私にとって、まず、強烈に違和感があるのは駅前の風景だ。
違和感どころか「ここ、どこ?」のレベル。
「サウンドコーナー」(駅前にあったレコードショップ)はどこに行った!(←わかる人にはわかる)
初めて今の駅前の様子を目にしたのは、もう何年も前の話だが、今だに馴染めていない(苦笑)。
それまであった区画や道路などを無きものにして、あらたに街づくりを行うというのは、都市や地域の発展に必要不可欠なものであることはわかるが、それは同時に、長くその土地に息づいてきたものの息の根を止めてしまうことでもあるのだなと、思えてならない。
大規模な再開発が行われた渋谷駅周辺(※東京の話です)に堪え難い息苦しさを感じてしまうのも、長く生きてきた人間の性(さが)だろうか――。

参考:サウンドコーナーのレコード袋
■プリンス劇場
私が子供の頃はピンク映画の専門の映画館だった。
もちろん入ったことはない。
のちに有志により自主上映のための劇場として使われたこともあったようだが、今はどうなっているのだろう。
建物の上部に目をやると、たぶん外観は当時のまま。
味わい深いデザインはこの時代ならではのモダンなものだ。
イカしてる。
なんとか再生&維持をできないものだろうか。
■帯広劇場・跡
映画館ネタをもうひとつ。
その昔、帯広には6〜7館くらい映画館があって、そのなかに帯広劇場という東宝系の映画館があった。
ゴジラとかはこの映画館で観た。
場所は、パンのますやの道路を挟んで斜め向い。
現在は駐車場になっているのだが、近くを歩いてみてびっくり。
駐車場の名前が「NC帯劇駐車場」となっているではないか!
帯劇=帯広劇場。
逆になぜ名前を残したのか謎だが、ちょっとした感動があった。
ますや。十勝バスは昔も今も黄色ですね
■六花亭・本店(裏口)
ツーリングライダーは、ここにバイクを駐車して買い物ができる。
ちなみに、六花亭はその昔「千秋庵」という名前だった。
■藤丸(FUJIMARU)
帯広のデパートといえば、そう藤丸(FUJIMARU)だ。
その昔、藤丸は「1区画南側」の場所に建っていて、私の母親がパートで働いていたこともあった。
子供の頃は、誕生日のプレゼントは藤丸でと決まっていた。
wikiによると、藤丸は2023年1月31日に閉店。
改修or建て直しも含めて、再開構想が二転三転しながら現在に至っているようで、建物は完全閉鎖、巨大な廃虚の様相を呈している。
帯広の中心部の空洞化がここまで進んでしまうと、再開するにもなかなか難しいものがありそうだが、なんとか頑張ってほしいものだ。
(その2に続く)









