『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でほぼ物語の中心人物だった、フュリオサが如何にしてあのフュリオサになったのかを描いた作品ですすげぇ。なんかもう、あのフュリオサがどのように形成されたのかについての完璧な物語だった……。

 もうね、時間経過の表現がすごかったり、エアリアルがすごかったり。零れんばかりに大きなアニャ・テイラー=ジョイの眼が、終始ギラギラしていてすごかった。どれだけ顔が戦化粧や砂で汚れても、白目だけは真っ白でぎらついてんのよ……すご……。

 そしてフュリオサの理解者になるジャックが良かったですね。衣装がメル・ギブソンのマックスへのオマージュのような感じもして。演じたトム・バークはあんまり出演作を観たことがないのですが、渋くてよかった。

 あとはもう、クリス・ヘムズワースね……。こんなんもできるのかこの人……。見た目バッキバキのソーなのに、中身めちゃくちゃサイコだった。彼の吐く呪いの言葉と、語られるさまざまな結末がすごかったです。

 フュリオサの物語として、『怒りのデス・ロード』観直したくなるね。そんでまたフュリオサも観るんだ……。

 あとIMAXで観たのでエンジン音が最高でしたのよ……。4D系もちょっと気になるけど、すごい疲れそう笑 いろんな上映方式で観たいから、ロングランしてくれ~~!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで『FARANG/ファラン』に出ていたヴィタヤ・パンスリンガムとサハジャック・ブーンタナキットは、共通の出演作が多いんですが、『フュリオサ』のジャック役のトム・バークも出ている映画があってびっくりしますた……。ライアン・ゴズリング主演の『オンリー・ゴッド』という映画。ここまでくると何かのご縁感がすごいので今度観よう。