ジャッキー・チェンの新作『ライド・オン』が来るということで、旧作の記念上映がありまして、『奇蹟／ミラクル』に続けて本作も。
『奇跡／ミラクル』もバリバリアクションだと書いたけど、本作のアクションはなんというかもっと容赦がない感じしますね。エンド・クレジットで撮影時の映像が観られるんですけど、NGシーンの合間にめちゃめちゃ痛そうなシーンが差し挟まれ……。今ではきっと撮れないだろうな、と思ってしまう。演者の身体が危険にさらされているのをよしとするわけではないけれど、でもやっぱりそれでこそ生じる気迫みたいなものとかはあるような気がする。そのあたり、『ライド・オン』の予告でもちょっと触れるような感じあったけど、どんな感じになるのかなぁ。
本作、ラストシーンでは、悪玉側の弁護士が、法律を盾に公衆の面前で声高にジャッキー扮する警官を糾弾しますが、それに対する怒りの表現が激烈だったな。遵守すべき法を正義ではなく悪徳のために利用するものへの怒り、不正義への怒りというか。そう言わせるような、何かがあったんだろうか。
予告を観ていると、新作に『ポリス・ストーリー』のワンシーン出てきそうな感じですよね。楽しみ。
そういえば、香港映画のスタントの話としては、映画『カンフー・スタントマン／龍虎武師』を以前に観たんでした。なぜ香港で映画産業が盛んになったのか、というところに日本軍の侵攻が関係していて驚いたよ……全然知らなかった。
