ジャッキー・チェンの新作『ライド・オン』が来るということで、旧作の記念上映がありました。これは観たことのない映画だったな~。4K素材の2K上映、だそうです。

 詐欺にあって無一文になった青年コオは、マフィアのボスの死に際に偶然居合わせ、その後釜に据えられてします。詐欺にあったとしょげていた時に親切に声をかけてくれた花売りの女性から買った薔薇が幸運を招いてくれると信じて、花を買いながらマフィアのボス業に邁進しますが、その女性のために打った芝居が思いがけない大騒動に……。
 ちょっとチャップリンの映画みたいな感じもあって、アクション主体ではないコメディを撮ろうとしたのかなとも途中思ったんですが全然バリバリアクション映画でしたね。

 大芝居の裏ではボスの座をかっさらわれたと思っている前ボスの右腕が暗躍していたり、なかなかきな臭い。重ねに重ねた嘘の破綻と部下の裏切りによる対抗組織との緊張が最高潮に高まったところで怒濤のアクションシーンがくる感じで、見応えありました。

 コオの誠実さが大物たちを動かすシーンもあり、心温まる人情ものでした。

 

 冒頭、ちょっとだけ見逃しちゃったので、そのうち改めて観たいかなー。香港に到着して詐欺にあって無一文になる、というところを観られてないですが、騙した人物の再登場シーンではちゃんとその旨教えてくれたので問題なしでした。

 

 

 

 

 

 新作も観たいんだよ~。