やってるゲームの追加コンテンツのコラボ先なんじゃないか説があったので『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を観てそのまま2016年版の続編も観てその最中にコラボ先が『THE 4TH KIND フォース・カインド』なんじゃないか説も見かけちゃったので続けて観てその勢いのまま『パラノーマル・アクティビティ』まで観たんですが、なんと新コンテンツ、オリジナルだったよ!!!

 

 というわけで今日はちょっとDead by Daylightというゲームの話。

 

 

 非対称対戦ゲームと言われまして、「キラー/殺人鬼」という役割の1名対「サバイバー/生存者」という役割の4名で対戦するゲームです。

 キラーの目標はサバイバーを規定回数攻撃して、規定回数フックに吊るすことで「エンティティ」と呼ばれる存在にサバイバーを捧げること、サバイバーの目標はキラーから逃げながらエリア内に点在する発電機を修理して脱出ゲートを通電させてエリアから脱出すること。サバイバー1人で行っても見知らぬ誰かと自動で引き合わせてもらえる(マッチング)し、2~4名までの知り合い同士(パーティー)でも行けます。サバイバーは基本的には協力関係ですが、場合によっては見捨てられることもある(笑)。

 キラーやサバイバーたちはエンティティによって、「霧の森」と呼ばれる世界に連れてこられており、「儀式」と呼ばれる対戦を何度も何度も繰り返している……という設定です。"Death is not an Escape"というキャッチコピーに示されている通り、サバイバーたちは何度も何度も処刑されるけど、いつの間にかまた儀式の場に来ているんですね……。キラーも、別に楽しんでやっているわけじゃないけど、儀式をやらないと拷問される、という設定があったりする。

 エンティティについてクトゥルフ系っぽいようなバックストーリーがちらほら見え隠れしているように、ホラージャンルをモチーフにしていて、『ハロウィン』、『リング』、『悪魔のいけにえ』、『エルム街の悪夢』といったホラー映画や、『バイオハザード』、『サイレント・ヒル』といったホラーゲームなど、錚々たるコンテンツとコラボレーションしていたりします。あとなぜかニコラス・ケイジ(本人)ともコラボしている。なんでだニコケイ。日本のホラー映画・ゲームとのコラボもあるし、オリジナルのキャラクターでも日本関連のキャラクターがいるので、日本ってホラー大国なのかな、って思う。

 

 で、このゲームがですね、ホラー映画の中に入り込んだかのようなドキドキハラハラ感があって、すごい楽しいんですよね……。あんまりハラハラしすぎて、始めた頃は対戦者が揃うのを待っている間に緊張の限界が来てなかなかゲーム開始まで待てなかったりしていた。今はマッチングシステムが改善されて待ち時間が短くなったのでそんなことないんですが、始めた頃は5分ぐらい待ってたからさ……。もう慣れたこともあり今はサクサク儀式に臨んでいますけど。

 逆に『ハロウィン KILLS』を観たときなんかは、ハドンフィールドがゲーム内ですごく馴染みのある景色で、逃げ方なんかの様子が割とゲーム寄りだったかもなと思って「デッドバイデイライトっぽい!」とかも思ったりしたのでした。

 

 新規の追加ダウンロードコンテンツの紹介の仕方は、事前にコラボだよ!っていうアナウンスがあることもあれば、突然発表されることもあり、今回のように情報が小出しにされることもありまして、今回の期待感の醸成の仕方は大変良かったな。期待しすぎていろんな映画を見まくるという謎の行動をしたほどでした。

 というわけで追加コンテンツの新キラーさんドン!(※結構グロテスクなのでお気をつけて。)

 

 

 いろんな作品とコラボするのももちろん楽しいのですが、こういうオリジナルのキラーですっごい絶妙に厭なデザインのクリーチャー出してくるところがとても好き。いろんな人の想像する「こわいもの」を集めて煮詰めて固めたような感じですごく厭で、ホラーとしてはとてもいいなって思う。

 

 このゲームは発売されてもう7年以上経つんですけど、今でも人気コンテンツで、配信している人も多いし、どんどん世界が広がっていて、一昨年にキラーとのデートシミュレーションゲームが出た(なぜ)と思ったら、最近はボードゲームが出て、今は同じ世界設定の一人用ゲームや、映画化の企画が進んでいるそうです。映画がどんなふうになるのかは大変気になるところで、続報が楽しみです。最近ちょっと離れていたけど、また霧の森走りにいかないと。