雨降りだから雑談しよう | 内垣新平のブログ

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 むかし「雨降りだからミステリーでも勉強しよう」というタイトルの本があった。読んだことはない。本屋でタイトルを見た記憶がなんとなくあるだけだ。著者は植草甚一という人。今はたぶん名前すら知らない人が多いだろう。

 ま、そんなことはどうでもいい。私も実は彼の本は読んだことがない。でもタイトルだけ、ちょっとまねさせてもらった。

 

 

 米アカデミー賞の発表があった。日本の作品がふたつ話題になった。最近私はほとんど映画に行っていないから、あまり何かを語る資格もない。

 「君たちはどう生きるか」は、たぶん2年もすればテレビ放映されるだろうから、その時見ればいいかなって思う。

 「ゴジラ-1.0」は、宣伝に使用されている映像を見るとちょっと映画館で見たい気もする。あの迫力はテレビ画面ではもったいないような。

 

 「オッペンハイマー」はどうかな。あまり見たいとも思えないなあ、いい映画なのかもしれないけど。

 仮にこれが「アインシュタイン」だったら見に行きたいかも。

アインシュタインは子供のころ劣等生で、20代に特許庁で働いている時に物理論文を発表して、一躍注目されるようになったという話を聞いた覚えがある。これはおもしろそうでしょ?そうでもないか。

 

 

 話変わって「さよならマエストロ」の芦田愛菜について。

ちょっと前に私は、彼女は日本を代表するような女優さんになれるひとだから、みたいなことを書いた。たぶん同世代くらいの俳優の中では上手い人なんだろうと思う。だからこそ、内面に屈折を抱えたような役柄をやる(やらされる)機会が多い。

 

 だけど先日(10日)の回を見ていてちょっと疑問を抱いた。屈折があるからこそ話の展開の中では、大きな感情の流れのままに怒ったり泣きわめいたりする。そういう場面にいたることも多い。

 ただ、芦田のそういった感情的場面はもはやワンパターンというかマンネリ気味と私は感じてしまった。だからあまり共感できずに醒めた目で見てしまった部分が私にはあった。このことは、彼女にとってはマイナスではないだろうか。

 

 もうひとつ気づいたこと。

芦田愛菜は、穏やかな笑顔とか幸せそうな顔とかいうものが、どうにもぎこちない感じがする。もっとはっきり言えば下手だと思う。

 それは、バラエティたとえば「博士ちゃん」や数多くのCMなどでのイメージが先行しているせいもあるかもしれない。

 が、それだけではなく、屈折したような役柄ばかりで芝居の腕を磨くからということもあるのではないか。

 もっと普通の高校生や大学生などの役をたくさんやってもらったほうが彼女の役者としての幅が広がると思うのだけどな。

 

 

 さらに次の話題。

 先日の「光る君へ」では花山天皇の出家にかかわる陰謀が描かれていてなかなか興味深かった。

 史実のほうの知識がまったくなかったので、もしかしてこの陰謀は途中で露見して、道長以外の面々は処罰されて消え、道長だけがどうにか残ってやがて彼が政権の中央に立つようになるのだろうか、と一瞬想像した。

 

 また、道長と紫式部は互いに惹かれあいながらもギリギリのところで関係を持たずに、終生の心の友として生きていくのかと思いきや、あっさり関係してしまったね。まあ、あっさりというわけでもないのか。

 

 ところで、この大河に出ている段田安則と岸谷五朗についてである。

 このふたり、似てませんか。そうでもないか。どちらも細面で性格的にも近しい感じが私にはあって、時々混乱した。

 いやもちろん、顔の区別はわかるのだ。でも「この人が紫式部の父だっけ?」「ではこっちは藤原のボスか?」といつも混乱していた。たぶん2月ころまではそうだったと思う。明確にどっちがどうだということが判別できるようになったのは最近だ。

 なんとも恥ずかしい白状なのだけど。

 

 

 ついでに似た話題をもうひとつ。

ファーストサマーウイカとヒコロヒーである。なんかふたりのイメージが似ていて、出てきたころはよく混同した。

 年齢も近くテレビによく登場するようになった時期も同じくらいだったから余計にそう思うのかな。でもキャラも近いよね。