あるリポーターが二人の職人に質問した。
最初の職人は「なにをしているんですか?」と聞かれて、答えた。
「ただレンガを積み上げてるだけだよ。きついし、賃金は低いし、なんだってこんなことやってるんだか」
彼はグチをこぼしたのだ。
二人目の職人に同じ質問をすると、まるでちがう答えが返ってきた。
「おれは世界一の幸せ者だよ」と彼は言った。「立派な建物を造る手伝いをしてるんだからね。レンガを積み上げるだけで傑作がしあがるんだ」
二人とも正しいのだ。
人の欠点や自分の仕事や社会全般の弱点を探したいなら、数えきれないほど見つかる。
だが、その逆もまた真実だ。
平凡のなかに非凡を見いだそうとすれば、訓練しだいで見いだせる。
私からすれば、それはすべて意識の問題だ。
感謝したいこと、うやうやしく感じることは身の回りにあふれている。
人生は貴重で非凡なものだ。
その事実を意識にとめれば、なんの変哲もないようなことが新しい意味をおびてくる・・
小さいことにくよくよするな!
P235-236
リチャード・カールソン
サンマーク出版