俗に「生き金」「死に金」と言うが、金品のみならず厚意、親切、恩義、世話など有形無形のものを、人さまにさしあげると、必ず何倍にもなって返ってくる。
ただし最初から見返りを期待してはならない。
「愛は惜しみなく与える」とは、けだし至言である。
そう思って観察していると、歴史と伝統ある立派な会社ほど、訪問するとおみやげをたくさんくださるものである。
「さしあげ好き」の原理を実行しているのである。
おおっぴらに進呈できる中元や歳暮などは絶好のチャンスである。
職場に届いた中元や歳暮の品も、特別の事情がある場合以外は、自宅に持ち帰るようなことはしない方が良い。
職場の皆さんに分ける。
わずかなものを惜しんで「あの人はもらい好きだから」などという評判が立ったら、自ら人生のツキを落とすようなものだ。
やはり人生方針は「ギブ・アンド・テイク」ではなく、
「ギプ・アンド・ギプ」でなければ駄目のようである・・
「ツキ」を呼び込む自己改造法
P114
船井幸雄
経済界