『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』IMAX | アディクトリポート

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『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』IMAX

2023/4/10 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 9スクリーン F-18

 

『ロストケア』鑑賞後に、

終映が午後11時という、趙・最終回を鑑賞。

 

春休みの子供向け映画なため、吹替版ばかりが上映されている『ダンジョンズ〜』だが、

字幕版でIMAX上映となると、

4/13までしかスケジュールがなく、そうすると最終回しかなかったので、

終電の危機を承知しつつも、やむを得ずこの回で鑑賞。

 

わざわざ電車でやって来たのは私一人で、他の観客は近隣住民だから、

閑散とした無人の乗り場で、専用電話で呼んだタクシーで新松戸駅まで行くと、

料金が1400円もかかってしまった!

 

『シン・仮面ライダー』でも同じ体験をしたが、

いくらIMAXだって、こんな目にはできれば会いたくない。

 

イオンシネマ、IMAXシアター3劇場を5月1日オープン。調布や福岡など

 

イオンエンターテイメントは、今夏までにオープン予定のIMAXシアター7劇場のうち、

  1. イオンシネマ シアタス調布(東京都調布市)
  2. イオンシネマ各務原(かかみがはら・岐阜県各務原市)
  3. イオンシネマ福岡(福岡県糟屋郡粕屋町)

の3劇場について、2023年5月1日にIMAXレーザーと12chサウンドシステムを導入すると発表した。

 

ーーとのことだから、

残りの4館、

  1. イオンシネマ越谷レイクタウン(埼玉県越谷市)
  2. イオンシネマ岡山(岡山県岡山市)
  3. イオンシネマ新潟南(新潟県新潟市)
  4. イオンシネマ幕張新都心(千葉県千葉市)

の4劇場にもIMAXシステムを導入する予定。 

っていうのを、早く進めて欲しいよ。

 

そもそも『ダンジョンズ&』の鑑賞動機は、公開前にシネコンのロビーに設置されていた立て看板の

中央の男性俳優の顔に見覚えがあったから。

 

誰だっけ、この人?

 

クリス・パインか、ひさしぶり!

 

それ以外の顔ぶれの、見覚えのなさと、どう見ても脇役っぽさもまた気になった。

 

実際に見た感想は?

そもそも「ダンジョンズ&ドラゴンズ」というゲームの正体をよく承知しておらず、

E.T.』(1982)の冒頭でエリオットの兄たち(未成年)がタバコをふかしながら興じているボードゲームだということだけは知っていた。

発売元はウィザーズ・オブ・ザ・コースト社で、

同社は2002年のSWセレブレーションでは

C2なのだ

メインスポンサーとなり、

会場隣接のホテルのプレスの宿泊代を肩代わりしてくれるなどの大盤振る舞いで、それまでウエスト・エンド・ゲームズ社に帰属していたSWのRPG(ロールプレイングゲーム)の権利を引き継いだ。

そのウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が現在はハズブロ社の傘下にあるため、

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の原作表記はハズブロ社。

 

ハズブロ原作の映画で有名なのは、

なんといっても『トランスフォーマー』シリーズだが、

それ以外でも『G.I.ジョー』(2009)

『バトルシップ』(2012)など、

poster

観る前は「どうせ駄作だろ」と見くびっていても、

実際に鑑賞すると意外な佳作が多い。

 

本作『ダンジョンズ』もその例に漏れず、ていねいな絵づくりで手抜きのないVFXの新境地を見せてくれてなかなか感心。

 

同傾向の作品だと、『シャザム!~神々の怒り~』の方に軍配を上げはするけど。

この作品にもドラゴンが出て来て、しかも登場時間も長い。

 

それにしても副題のHONOR AMONG THIEVES(盗賊たちの名誉)が、どうして「ヒーローたちの誇り」になるのかはイマイチわからん。

 

まあ本作単体を鑑賞する限りは満足至極で観終えられるが、

何もわざわざIMAXの英語原音、字幕付きにこだわるまでもない映画だし、

それでもシリーズ終了が決定したらしい『ファンタビ』のどれをIMAXで観るよりも価値と意義はあった。

 

ただし、同日に先駆けて観た『ロストケア』

衝撃と充実と比べればガクンと見劣りがしてしまった。

 

いや、娯楽作品としてサービス精神にあふれた本作と

社会派で現代日本社会の絶望を抉り出す作品を、比べる方がどうかしてるんですけどね。

 

『ロストケア』レビュー文字起こし

☆1つ評価

リアルな介護現場ではない

介護現場で働く者としてこれはちょっと許せない。リアルな現場ではない。ケアマネさん出てきた?訪問介護はケアマネさんの管理下で全てのケアが行われるけど。

被害者である利用者も3人くらいしか出てこない。要介護度やケアに求められることや家族構成などパターンは千差万別ですから3パターンじゃ狭い。利用者ご家族の負担軽減のためにどれだけケアマネさんが相談に乗ったりプランを考え直したりしてるか。少なくとも物語のキーとなる役でケアマネが不在なのはリアルと離れてる。監修に入ってる方々は何を監修したのか疑問。

しかも41人要介護者を殺害した彼の愚行を擁護するような部分が多い。これでは犯行を肯定する人が出てきてしまう可能性がある。

演出脚本的にも好きじゃない。何でもセリフにしちゃうし、直接話しちゃうし、いちいち階層を挟んでしまうし、鑑賞者の感情をコントロールしようとする大味な演出。

☆☆☆☆☆5つ評価

今だからこそ沢山の日本の皆さんに

主任ケアマネージャーとして日々介護の現場に関わっている視点から日本が今目の前に抱えている大きな課題、何とかしなくてはならないテーマを素晴らしい俳優さん方が演じ映画という形で世に発信してくださったことを有り難く思います。

これは現実です。

多くの方々にとって他人事ではすまされない内容。

観て良かった。

 

なので鑑賞の優先順位は、まずは何をおいても『ロストケア』

それが終わってまだ時間があれば、『ダンジョンズ』でしょうし、

今となっては新作公開でかすんでますから、

2023/04/14 

 

絶対にどうしても観ておくべきとまでは申しません。