『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』 | アディクトリポート

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本題に入る前に、この記事(『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』覚え書き)にいただいた、思いがけないコメント。

 

ユキヒロック 

はじめまして、コメント失礼いたします

占い師ケンケンの水中のアイキャッチの元ネタは


2023/2/23

ニルバーナの「Never Mind」というアルバムのジャケット写真ではないでしょうか?
ポーズや腕の角度などがほぼ一致すると思います。

 

ーーという、私の疎(うと)い分野の貴重な情報をいただきました。

 

感謝感激、ユキヒロックさん、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここからが本日の本題の、

『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』

2023/2/23 イオンシネマ越谷レイクタウン スクリーン2 H列 16席

 

〈バンダイナムコ・TSUBURAYA IMAGINATION②〉

バンダイナムコが2022年4月からロゴマーク刷新。

※より厳密には「バンダイナムコフィルムワークス」

2023/3/23

『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』

※2021/11/26 YouTube配信【メインキャスト総出演】重大発表も!『ウルトラマンデッカー』オンライン座談会で判明

  • ウルトラマンディナス 2023/2/23
 
ーーが劇中で初登場。
 
白井美也子
さて、来る映画『デッカー最終章』は、ツブイマ配信と劇場公開の併用スタイルで、配給会社がバンダイナムコなのも前作『劇場版トリガー』と同様です。映画館は過去のニュージェネ映画で主流だったイオンシネマやMOVIXに戻っています。
TOHO系列は『シン・ウルトラマン』だけの特別な扱いだったのか。
『トリガー エピソードZ』はネット同時配信もあり、
なにせ2ヶ月後には大本命の劇場大作『シン・ウルトラマン』公開を控え、
そちらは東宝系シネコンが主力公開館になることもあり、
(もしくはユナイテッド系)
 
いおん
調べたら埼玉シネコン『トリガー』上映館はたったの3箇所で、
全部イオンシネマ。
 
売店にもパンフレットはおろか、
関連グッズ販売は一切見かけなかった。
 
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』については、
過去の松竹配給作品と同じ公開館、

イオンシネマとMOVIXでの公開となった。

 

さて、テレビ「デッカー」放送終了からおよそ一月で、恒例の春休み公開を避けて『デッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』が公開された理由は?

 

テレ東ニュージェネウルトラマンの対抗馬、

庵野秀明氏の『シン・仮面ライダー』(東映系)の公開が、

2023/3/17(18時より先行・翌3/18より一般公開)に迫っているからである。

ひとたび『シン・仮面ライダー』が公開されたら、

ウルトラマン映画想定観客は、ごっそりそちらに奪われてしまうだろうから。

 

ところで庵野作品には信者やファンが多いため、公開前にやれ「ストーリーはこうなる」だの「誰々が何々役で出演する」だの先取り情報が蔓延し、

この人西野七瀬が出るのは最新予告編にもクレジット表示されるのでやむを得ないが、何役を演ずるのかはバラさないでほしいよ。

映画館で何の事前情報もなく作品に接して新鮮に驚きたいという気持ちをスポイルされるのはホントに願い下げなんでやめてほしいよ!

 

おっと、話題を『デッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』に戻そう。

バンダイナムコは厳密には「バンダイナムコフィルムワークス」

"TSUBURAYA IMAGINATION"は"TSUBURAYA IMAGINATION ORIGINAL"表記が正解で、

未確認だが、すでに『トリガー エピソードZ』からこの表記だったかも。

 

冒頭に本編とは別に、5〜10分程度の「デッカー」テレビシリーズおさらい映像がハネジローをホストに展開。

 

ってことはアガムス(小柳友)や

デッカー・アスミ(谷口賢志=たにぐちまさし)の再登場も期待したが…。

 

本作の新登場ウルトラマンディナスは、アガムスやデッカー・アスミと異なり、

現代の別世界/別星からの移動組らしい。

 

(以下、公式サイトからのストーリー

 

空に響きわたる奇々怪々な音。
さらされた人々は昏倒し、ついに姿を消してしまう。

調査に向かうエキスパートチーム「GUTS-SELECT」を待ち受けていたのは、
次々に襲い来る異星人軍団と、漆黒の要塞艇「ゾルガウス」を駆り
地球の空を歪める支配者「プロフェッサー・ギベルス」。
ウルトラマンデッカーに変身できず苦戦するカナタたちの前に突如、
ギベルスを知る謎の女性が舞い降りる。

ディメンションカードを使い不思議な力を放つ彼女の名は、ラヴィー星人「ディナス」。
GUTS-SELECTと力を合わせ、ギベルスの凶悪な企てに立ち向かう彼女の手には、
カナタが失った変身アイテム「ウルトラDフラッシャー」が輝き、
そのしなやかな体は新たなる光の巨人、ウルトラマンディナスへと変身をとげる!

壮絶な死闘を繰り広げる中、ついに銀河をも歪める
「銀河皇獣ギガロガイザ」の凶暴な巨体が襲いかかる。

地球そして宇宙の存亡をかけ、カナタ、ディナス、GUTS-SELECT、
そしてウルトラマンデッカーの命がけの総力戦が、いま始まる! 

 

 

まずはテレビシリーズ「デッカー」のキャストの顔ぶれがとても良く、

オーディション形式を変えて抜擢されたアスミカナタ役の松本 大輝(まつもと ひろき)

本作品では主役は大々的に募集して大勢を見るのではなく、候補を最初から数人に絞って一人ずつ面談を行って決定された。アスミカナタ役の松本は本作品がドラマ初主演となる。

 

ちょっと赤ちゃんザルに似てて可愛く、

※赤ちゃんザルが失礼なら、ちょっとあやや(松浦亜弥)っぽいかな。

テレビ第20話「らごんさま」が白眉だったキリノイチカ役の村山優香(むらやま ゆうか)。

 

いくぶん人相が悪く、アガムス以前に裏切りを予感させて作品に緊張感を与えたリュウモンソウマ役の大地伸永(だいち のぶなが)

 

『ウルトラマンサーガ』(2012)の頃から比べると、

だいぶ表情の険(けん)が取れて、

役柄によくあったカイザキサワ役の宮澤佐江。

 

仮面ライダー THE FIRST』(2005)では本郷猛/仮面ライダー1号を演じた

新・GUTS-SELECT隊長ムラホシタイジ役の黄川田 雅哉(きかわだ まさや)。

ーーの5人がどれも適役かつ好演で、隊員の人数と役割にも無駄がない体制はそのままに、

新たに迎えたラヴィー星人の女性ディナス役の、

中村加弥乃の表情とアクションも出色。

プロモーション動画に出演の際、元AKB48グループだった(2006〜2016)の宮澤佐江が、

「私、この人知ってるよ」と言ったのは、

中村もAKB48の元メンバー(2005年12月 - 2007年11月)だったから。

 

  • 子役としてミュージカル『アニー』などに出演。キユーピーのCMソング「たらこ・たらこ・たらこ」を近野莉菜とともに歌い、CMのナレーションも担当していた。なお、「たらこ・たらこ・たらこ」は、後にキグルミによってCD化され大ヒットとなった。2018年からのCM『行進!再び篇』で“原点回帰”を考え、再び加弥乃と近野が再起用された。
  • 2005年10月30日、『AKB48オープニングメンバーオーディション』に合格(応募総数7,924名、最終合格者24名)。
  • 2005年12月8日、オープニングメンバー候補生(第1期生)のうち20名として、AKB48劇場グランドオープンの舞台に立った(チームAに所属)。
  • 2007年3月から当時のチームAメンバーだった浦野一美平嶋夏海渡辺志穂とともにチームBへサポートメンバーとして異動することが決定していたが、当時のチームAメンバーだった折井あゆみが卒業したことで各チームのバランスを考え、最終的にチームAに残留となった。
  • 2007年11月30日の『AKB48 ひまわり組 1st Stage「僕の太陽」』千秋楽公演をもって、AKB48を卒業した。
 
 
『デッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』のストーリーは本筋語りが堅調で、一時期のニュージェネ劇場版の悪習、すなわち「オーブ」や「R/B(ルーブ)」のように、テレビ放送が好調だと劇場版がガクンと見劣りしたり、あるいは逆に「タイガ」のようにテレビ放送が不調でも劇場版で挽回するという落差がなくなっていて、その成功要因には脚本に中野 貴雄(なかの たかお)が不参加だから、という分析には大いに頷ける。
 
途中展開では「ええっ!そうなっちゃうの?」もあり、なかなかな力作でしたよ。
 
初登場時に隊員たちからデッカーと誤認されるウルトラマンディナスは、一見するとデッカーの体色をパープルに変更しただけのような外見で、カラータイマー色は常に赤。出現時は常時点灯しているが、戦闘が続くと点滅と警告音が鳴り響く。
 
今年のウルトラマン映画はこれしかないんで、映画館でもツブイマ配信のどちらでもいいのでご覧になった方がいいと思います。