『NOPE/ノープ』IMAX | アディクトリポート

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『NOPE/ノープ』IMAX

2022/8/27 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 9スクリーン F-15

 

この映画についての予備知識は全くなく、

たまたま『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』IMAX 3D

イオンシネマ市川妙典で鑑賞時に、これの予告編を見て、

なるほど、面白そうだなと感じてはいた。

 

それから3週間が経過し、

引越し作業に追われているうちに、

いつのまにか『ノープ』が公開されている事に気づく。

 

これはIMAXで観るしかないし、

ウカウカしてると私の大嫌いな伊坂幸太郎が原作の『ブレット・トレイン』に、

9/1からは取って代わられてしまいそうなので、

その被害が及ぼないうちにどうにかと、

新居からは越谷レイクタウン駅を発駅にすれば交通費が浮くこともあり、

久方ぶりにテラスモール松戸での鑑賞とあいなった。

 

ジョーダン・ピール監督作は、私は本作『ノープ』が初鑑賞。

独特の作風は、話があっちに行ったと思うとまたこっちにフラフラ揺れるところが、

悪夢の地獄鑑賞体験作『マグノリア』(1999・日本公開2000)を想起させたが、

時折、そういう流れに行きつきそうな若干の不安を煽りつつ、

さすがに『マグノリア』のような混乱と無秩序には陥ることなく、

IMAXならではの大画面と大音響の迫力を存分に堪能できて、

私的にはかなり満足。

 

ただし、過去から現在までの劇中の全ての事象や出来事が、

明確に絡み合っているわけではなく、

わざと王道の作劇を外し、

人を食ったストーリーテリングの手法には、

拒否反応を示したり、

受け入れられない人も多いだろうなぐらいは察しもつく。

 

題名のNOPEとは、話し言葉のノーのことで、

「いんや」「うんにゃ」「ムリムリ」「ありえん」程度の意味だが、

映画もまさしく、ノープな内容になっているのが面白い。

 

寝落ちはしなかったから、

私は好きですよ。