劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル
2019/3/8 MOVIX三郷 D-10
ニュージェネレーション(テレ東)ウルトラマンの劇場版公開も定番となり、
『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017)の時には、

東京で10スクリーン
神奈川で8スクリーン
埼玉で9スクリーン
千葉で6スクリーン
群馬・栃木・茨城の3県で、わずか8スクリーン。
つまり関東全域で、
たったの41スクリーン!
私の近場だと、なぜかイオンシネマ浦和美園まで見に行った。
これがけっこうショックで、
昨2018年の『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!! 』
まで、イオンシネマで観たような気がしていたが、
今回と同じ、MOVIX三郷で観ていた。
これが今年の関東劇場一覧
東京で11スクリーン(+1)
神奈川で8スクリーン(増減なし)
埼玉で8スクリーン(−1)
千葉で6スクリーン(増減なし)
群馬・栃木・茨城の3県で8スクリーン(増減なし)
計41スクリーンは変わらず。
※2017年との比較/2018年は調査せず。
さて、本編の感想は?
期待しすぎたからか、
イマイチのめり込めず、
71分しかない映画なのに、
短い印象はなく、
アクビが4〜5回出た。
クレジットで脚本:中野貴雄と出て「なるほど」
私とはつくづく相性が悪い。
(以下、過去記事から転載)
今回、分割放送で改めて『オーブ 絆』を見なおして思い出したのは、
以前に高校3年生の大学受験向けの小論文の添削をしたこと。
こっちはライター経験を積んでた(書くのが苦にならない)んで、
すぐに見抜いたが、
たとえば2000文字って、素人には書くのがキツイわけ。
だから、
まずは400字書いて…あと1600字。
次に800字書いて…あと1200字
——を四苦八苦で積み重ね、
規定の2000字になるとたちまち、
とばかりに、
途中過程もなんのその、
結論もおろそかに、突然ハナシが終わってしまう。
これじゃあ取り組みの姿勢が反対で、
理想の書き方は、
規定数の倍の4000字くらい書いて、
それを刈り込んで、凝縮された、
中身の詰まった2000字にまとめるかたち。
もっとも、試験時間中に、
とてもそこまでできる余裕の高3なんていないだろうけど。
だけど映画だったら、
それぐらいの手間はかけて然るべき。
ああ、それなのに、それなのに。
(転載終わり)
今回もまったく同じことを感じ、
こうも毎回、不備な脚本が鼻につくのは、
中野氏がきちんと完成させた脚本を書いた経験がないため、
何度でも同じ過ちを繰り返しているんだとわかる。
もう少し具体的に説明すると
去年(劇場版ジード)は上映後に、観客の子供が「おもしろかった」と感想を述べていたが、
今年はどうか。
いや、子供向け映画に、
ジジイがしかめっつらで批判めくのも、
大人げないのは承知ですけど。
ニュージェネレーションのウルトラマンはフォーマット(枠組)が確立しており、
- 4月にその年の新ウルトラマン番組のタイトル/キャラ名の発表
- 7月から12月までの半年=25話のテレビ放送
- 年末年始のイベントで3月公開の劇場版をプロモーション
- 3月に劇場版で締めくくり
そして今回は、湊兄弟・妹と朝倉リク
と、先輩は1年前までに限定されている。
でもってドラマは、
かつて東映/仮面ライダーで論議を呼んだ、
完結編は劇場で
と言う手法だが、
それがためにテレビの「ルーブ」25話は、話の途中で終わっている。
湊アサヒは、実は真(まこと)クリスタルで、
昇華したかと思われたが、
無事に湊家に戻って来たところでおしまい。
そこで「劇場版ルーブ」で続きをやって、
登場予定の
↓あいつと、
↓アイツを出すところまで話をつなぐんだが、
つなぎのために、
↓こいつがでても来るわけですが、
これらが有機的にからみあって、
ドラマのうねりや盛り上がりがあるかというと、
むしろ反対に、強引につなぎあわせ、
唐突にかみあわない事象が羅列された印象。
映画ウルトラマンは、
1年交互に良作と不発作が入れ替わるので、
2020年3月作品には期待しようっと。
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