宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
第6話「死闘・第十一番惑星」2018/11/9放送
【概要】
ガトランティスの攻撃で壊滅した第十一番惑星では、司令官の土方竜が降伏を申請するも一蹴され、瓦礫に埋もれてしまう。一方、ガトランティスとの交戦を続ける空間騎兵隊は、隊員の永倉志織を救援要請のために脱出させる。救助した永倉からガトランティス艦隊の襲撃を知ったヤマトは、テレザートへの航海を優先するよう軍上層部に指示されるも救援を決意し、第十一番惑星に向かう。ヤマトは避難民を収容して脱出を図るが、ワープアウトしてきたカラクルム級数隻による雷撃旋回砲が惑星の地表を薙ぎ払い、その閃光に呑み込まれる。
昨2017/6/24から2週間(一部劇場で3週間)上映された
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章「発進篇」
は第3・4・5・6話の4話構成なので、
今週テレビ放映分は、鑑賞済みの最後のエピソード
……のはずなんだが、
内容をほとんど覚えておらず、初見の印象だった。
思い返すに、
新宿ピカデリーでの『第二章 発進篇』鑑賞では、
前方右寄りの座席での鑑賞は条件が悪く、
ひたすら忍耐と辛抱の連続だったこともあり、
3話分(第5話)まではどうにか持ちこたえたものの、
アンドロメダとの対決で自分の中ではオチがつき、
戦地の焼け跡にヤマトの模型(か玩具)が横たわる場面をかすかに覚えている程度で、
それ以降はまったく覚えていなかった。
つまり映画館では、
4エピソード目の第6話相当分は、ごっそり寝てしまっていたらしい。
そこで、2018/11/9(日付は11/10)が初見だった、
第6話分の感想を。
世評の悪い2202メカ群なんですが、
第6話は、そのダメダメぶりが際立ちまくった。
まずはニードルスレイブ。
ニードルスレイブ
ガミラスの科学奴隷から得た機械化兵の技術をコピーして造られた自律式小型兵器。飛行形態から半人型の地上戦闘形態に変形、両椀部に装備したニードルガンにより対人・対物攻撃を行なう。短剣状の飛行形態時には航空機の爆弾架に装着して輸送されるほか、魚雷発射管からの射出も可能。機体下部の着脱式装甲板の裏面は、敵の陽電子エネルギーを跳弾可能なビーム反応装甲になっている。
一応、ガトランティス(白色彗星帝国)ではなくガミラス由来だそうだが、
とにかくガトランティス武器のデザインラインからかけ離れている。
曲線主体で昆虫を想起させる艦船と、
まったく共通点のない直線主体のデザイン。
直立姿勢で、生物を連想させる曲線主体メカは、
「もう前にやっちゃったから」なのかもね。
「2202」副監督、コミュ障のチキン野郎(※後述)小林誠氏が描いた「機動戦士ガンダムZZ」→「機動戦士Zガンダム」(下記コメント参照)のバウンド・ドック原案。
それ以外にもニードルスレイブが「よろしくない」のは、
武装が三角並びなところが、
コスモタイガーⅠとかぶっているところ。
しかも同一話数の第6話で、ニードルスレイブもコスモタイガーⅠも三角並びの武器を使うから始末が悪い。
コスモタイガーⅠの「よろしくない」つながりと言えば、
これもオリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」(1974)からの伝統で、
沖田艦の砲撃を苦もなく跳ね返したはずのガミラス艦が、
針でつつかれた風船のように吹き飛んだのと同様、
コスモタイガーⅠごときの、ニードルスレイブもどきの「三角並び」戦闘機攻撃で、
掲載許可をもらおうとしたら、画像元の“チキン野郎”にブロックされていた…。
敵の艦船をあっさり撃沈させてしまい、
スケール感ないことこの上なし。
しかも、コスモタイガーⅠに今回倒されたのは、
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「2199」にも「星巡る方舟」にも出てきたククルカン級で、
むかしは「(デスラー)駆逐艦」と呼ばれていたが、
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ヤマトは煙突ミサイルと副砲の連続攻撃でようやく仕留めており、
「どんだけてこずってんねん」と、
ヤマトの脆弱さ、戦闘能力の低さが際立ってしまう。
単純な戦力比較で、
戦闘機1機の方が、宇宙戦艦1隻よりも勝るなんて、
おかしいと思わない方がおかしいだろう。
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この後ヤマトは、カラクルム級戦闘艦、
そのむかし、「大戦艦」と呼ばれていた大型艦により、
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【概要】どおりの猛攻撃を受ける。
ヤマトは避難民を収容して脱出を図るが、ワープアウトしてきたカラクルム級数隻による雷撃旋回砲が惑星の地表を薙ぎ払い、その閃光に呑み込まれる。
これまた伝統、お約束の、
ヤマトがどう見ても助からない状況で続く
——の演出強化のために、
わざとヤマトを弱っちく描いたのか?
だけどあんた、いくらそれにしても……。
この後どうなるんだろう、
のおあずけが、
劇場版のように3ヶ月も待たされず、
1週間後なのが、まだしもの救いなのか。
楽しみだなあ(ウソ)。
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