デアゴスティーニ・ジャパン (2017-04-11)
久しく途絶えていた
バンダイのSWプラモについて。
3/30に発売された、
AT-ATは、もしかしたらバンダイのSWプラモで初めて、
文句のつけようのない製品に思われる。
それを基準に、1/144スケールで模型化。
22.5÷144=0.15625
全高約16センチ。
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変更の顛末は、
(以下引用・抄訳)
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全高設定の矛盾(不一致)
当初の公称値は50フィート(15.24メートル)で、
設定デザイン画集、『帝国の逆襲スケッチブック』の図に基づく。
↑この図の、人間との対比が算定基準になっている↓
この数値は、
用語辞典『ガイド・トゥ〜』第1版(1984)にも引き継がれた。
1983年の『帝国』ラジオドラマでは、
反乱軍の将校がAT-ATを報告するセリフで、
脚本では「20〜25メートル」だったのが、
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「10〜15メートル」に変更された。
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1987年のSW10周年から、再設定を担当したWEG(ウエストエンドゲームズ)は、
AT-ATの全高を15.5メートルとしたが、
“Inside the Worlds of Star Wars Trilogy“で、
ホスにAT-ATを降下、展開させたドロップシップの項で、
22.5メートルに改訂されている。
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この修正値は、この本の著者、ジェイムズ・ルシーノが、
データ面での情報提供を依頼した、
カーティス・サクストンの非公式な算定に基づいており、
サクストンは、
『帝国』で、ルークがケーブルでAT-ATの下腹部に登って行く場面を解析して、
この数値を導き出した。
↑足下の2人のストームトルーパーから算定すると、AT-ATの全高は20〜25メートルになる。
この改訂値は、“Star Wars: Complete Locations”
にも引き継がれたが、
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Star Wars: Complete Cross-Sectionsの、
"Episodes IV-VI Data Files" では、
15.5メートルに戻されてしまって、読者の混乱を招いた。
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その他、ハイパースペースのファンクラブキットには、
パソコンの壁紙で、
同スケールで多数のビークルが勢揃いし、
HAVw A6 ジャガーノートとの対比から、
その図で見る限り、AT-ATの全高は、
18.5メートルになっている。
(引用・抄訳終わり)
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全高22.5メートルと中途半端な数値なのは、
AT-ATの全長を20メートルきっかりに設定した影響だろう。
4/22には、
スケール非表示ながら、
AT-STのビークルモデルが、
脚の長い『帝国』版で発売される。
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AT-STの全高設定は、
ネットの公式データバンクに基づく。
英語版は現在、9.04メートルに変更されており、
この数値は、最新刊の
“Star Wars: Rogue One: The Ultimate Visual Guide”によるそうだ。
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『ローグ・ワン』といえば、『新たなる希望』直前の時代に、
『ジェダイ』型のAT-STを登場させたことで、
『帝国』型の脚の長いウォーカーの存在は抹消されたようである。
『帝国』型を「なかったこと」にしたいのは、
このモデルにはスケール設定がないので、
一時期はブリザード・スカウトと呼ばれた、
※ただし、↑この画像はジェダイ型
この脚長ウォーカーのサイズを、
ルーカスフィルム版権部が商品化業者に尋ねられても、
解答が存在しないので答えられないということもあるだろう。
それにしても、
『ジェダイ』型の実際のセットのサイズは、
約7.8〜7.9メートル=25フィート9インチ(7.85m)
ということは、
コード3ダイカストのスケール表示が正確だったのに、
全高12インチ(30.48≒約30.5センチ)で、スケールは1/26と公表されている。
30.48×26=792.48
後出しのバンダイの1/48表示はかなりアヤしかった。
バンダイの発表では、プラモの全高は182ミリ。
182×48=8.736メートル。
以前の設定の8.6メートルの1/48は17.9センチだから、
なぜか2ミリ以上もでかい。
ビークルモデルは、
1/144で約60ミリだから、
60×144=8640=約8.6メートルで、
ジェダイ型の旧設定に準拠している。
現実的には、キャビンが同大なら、
脚が長いぶんだけ、帝国型はジェダイ型より背が高いはずだから、
ホントはジェダイ型が7.9メートルだと思えば、
帝国型が8.6メートルなのは納得できる許容範囲では。
どのみち、実物はこんなに小さいので、
理論値とのサイズの食い違いは判別不能。
今回のビークルモデルと同様に、
Aウイングを出すときも、
現在1/72スケールとしながらも、
同スケールのXウイングより機体容積がどう見てもデカい、
(Xウイングより小型の機体として開発された設計思想に反する)
バカげたモデル(全長133ミリ=9.6メートル設定)の罪滅ぼしに、
本来の1/72スケールサイズで発売して欲しい。
Aウイングの初期想定全長は、5.6〜6.2メートルだったので、
本来の1/72のキット理論値、
全長7.8〜8.6センチで出して欲しい。
どのみちスケールは非表示なんだから、
できるっしょ。
自社製品の正当化のためだけに、
既製品の半分サイズ、
全長67ミリのAウイング2機セットとか、ホントにやめて欲しい。
絶対にやめて欲しい!