1/144スケール『帝国』版・AT-AT/ビークルモデルAT-ST・バンダイのSWプラモ | アディクトリポート

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久しく途絶えていた

バンダイのSWプラモについて。

3/30に発売された、

AT-ATは、もしかしたらバンダイのSWプラモで初めて、

文句のつけようのない製品に思われる。

AT-ATの全高設定が、22.5メートルに変更されたので、

それを基準に、1/144スケールで模型化。

22.5÷144=0.15625

全高約16センチ。

 

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変更の顛末は、

ここにまとめられている

 

(以下引用・抄訳)

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全高設定の矛盾(不一致)

 

当初の公称値は50フィート(15.24メートル)で、

設定デザイン画集、『帝国の逆襲スケッチブック』の図に基づく。

sukechi

 

↑この図の、人間との対比が算定基準になっている↓

この数値は、
用語辞典『ガイド・トゥ〜』第1版(1984)にも引き継がれた。


1983年の『帝国』ラジオドラマでは、

反乱軍の将校がAT-ATを報告するセリフで、

脚本では「20〜25メートル」だったのが、

 

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「10〜15メートル」に変更された。

 

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1987年のSW10周年から、再設定を担当したWEG(ウエストエンドゲームズ)は、

AT-ATの全高を15.5メートルとしたが、

 

“Inside the Worlds of Star Wars Trilogy“で、

ホスにAT-ATを降下、展開させたドロップシップの項で、

 

22.5メートルに改訂されている。

 

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この修正値は、この本の著者、ジェイムズ・ルシーノが、

データ面での情報提供を依頼した、

カーティス・サクストンの非公式な算定に基づいており、

サクストンは、

『帝国』で、ルークがケーブルでAT-ATの下腹部に登って行く場面を解析して、

この数値を導き出した。

 

 

↑足下の2人のストームトルーパーから算定すると、AT-ATの全高は20〜25メートルになる。

 

この改訂値は、“Star Wars: Complete Locations”

にも引き継がれたが、

 

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Star Wars: Complete Cross-Sectionsの、

"Episodes IV-VI Data Files" では、

15.5メートルに戻されてしまって、読者の混乱を招いた。

 

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その他、ハイパースペースのファンクラブキットには、

パソコンの壁紙で、

同スケールで多数のビークルが勢揃いし、

全長49.4メートル、全高30.5メートルが確定している、

HAVw A6 ジャガーノートとの対比から、

その図で見る限り、AT-ATの全高は、

18.5メートルになっている。

 

(引用・抄訳終わり)

 

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全高22.5メートルと中途半端な数値なのは、

AT-ATの全長を20メートルきっかりに設定した影響だろう。

 

4/22には、

スケール非表示ながら、

AT-STのビークルモデルが、

脚の長い『帝国』版で発売される。

 

 

AT-STの全高設定は、

日本語版Wikiでは、以前の8.6メートルで、

ネットの公式データバンクに基づく。

 

英語版は現在、9.04メートルに変更されており、

この数値は、最新刊の

“Star Wars: Rogue One: The Ultimate Visual Guide”によるそうだ。

 

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『ローグ・ワン』といえば、『新たなる希望』直前の時代に、

『ジェダイ』型のAT-STを登場させたことで、

『帝国』型の脚の長いウォーカーの存在は抹消されたようである。

みっと

『帝国』型を「なかったこと」にしたいのは、

このモデルにはスケール設定がないので、

一時期はブリザード・スカウトと呼ばれた、

※ただし、↑この画像はジェダイ型

この脚長ウォーカーのサイズを、

ルーカスフィルム版権部が商品化業者に尋ねられても、

解答が存在しないので答えられないということもあるだろう。

 

それにしても、

『ジェダイ』型の実際のセットのサイズは、

setto

約7.8〜7.9メートル=25フィート9インチ(7.85m)

 

ということは、
コード3ダイカストのスケール表示が正確だったのに、
いどう
全高12インチ(30.48≒約30.5センチ)で、スケールは1/26と公表されている
30.48×26=792.48

 

後出しのバンダイの1/48表示はかなりアヤしかった。

バンダイの発表では、プラモの全高は182ミリ。

182

182×48=8.736メートル。

以前の設定の8.6メートルの1/48は17.9センチだから、

なぜか2ミリ以上もでかい。

 

ビークルモデルは、

1/144で約60ミリだから、

60×144=8640=約8.6メートルで、

ジェダイ型の旧設定に準拠している。

 

現実的には、キャビンが同大なら、

脚が長いぶんだけ、帝国型はジェダイ型より背が高いはずだから、

みてね

ホントはジェダイ型が7.9メートルだと思えば、

帝国型が8.6メートルなのは納得できる許容範囲では。

 

どのみち、実物はこんなに小さいので、

理論値とのサイズの食い違いは判別不能。

 

今回のビークルモデルと同様に、

Aウイングを出すときも、

現在1/72スケールとしながらも、

同スケールのXウイングより機体容積がどう見てもデカい、

(Xウイングより小型の機体として開発された設計思想に反する)

バカげたモデル(全長133ミリ=9.6メートル設定)の罪滅ぼしに、

本来の1/72スケールサイズで発売して欲しい。

 

Aウイングの初期想定全長は、5.6〜6.2メートルだったので、

本来の1/72のキット理論値、

全長7.8〜8.6センチで出して欲しい。

 

どのみちスケールは非表示なんだから、

できるっしょ。

 

自社製品の正当化のためだけに、

既製品の半分サイズ、

全長67ミリのAウイング2機セットとか、ホントにやめて欲しい。

 

絶対にやめて欲しい!