『ローグ・ワン』のVFX | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

 

スターウォーズミレニアム・ファルコン全国版(64) 2017年 4/11 号 [雑誌]

例示しやすくなったので、

今さらにしてようやくの、

『ローグ・ワン』のVFXについて。88745

 

 

アカデミー賞の視覚効果賞は、

『ジャングル・ブック』(未見)にさらわれてしまったが、

 

ジャングル・ブック MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2016-12-16)
売り上げランキング: 655

ビジュアルインパクトがあったと思う。

 

1997年の旧三部作〈特別篇〉以来、

『新三部作』(1999・2002・2005)のVFXは、

「どうせCGでなら、なんでもできるんだろ」という、

こちらの予想を越えるものではなく、

全く驚きがなかった。

 

CGとはわからないカットでも、実はそうだったりと、

あまりにも手際よくやり過ぎて、

さっぱり心が動かない。

 

それに対して、

『ローグ・ワン』のモフ・ターキン登場は、

ひたすらに驚きで、動揺、混乱しきりだった。

 

「どうせずっと後ろ姿で、最後に1カットだけ、数秒間だけ正面顔なだけだろ」

と思ってたのに、

あっさり振り返ると、長回しでしゃべるしゃべる!

 

 

1977年版でターキンを演じた、

故人のピーター・カッシング(クッシング)が演じてるはずはもちろんないから、

デジタル技術の為せる技なのは間違いないので、

IMAX−3Dでの初回鑑賞では、見破ろうとひたすら必死。

 

従ってターキンの顔の位置から遠い字幕に目が届かず、

セリフの中身はまったく頭に入って来なかった。

 

それでも、そう簡単に尻尾を出すはずもなく、

「目の印象が若干違うかな」程度で、

むしろその完成度の高さに感嘆した。

 

これがあまりに衝撃だったため、

頭の中では混乱しきり。

 

ターキンは、ほんの数秒、チラ見せだと予想したのは、

『ローグ・ワン』に、やはりかなり長めの出演シーンがあるモン・モスマ役が、

『シスの復讐』(2005)の削除シーンでも同じ役を演じた、

ジュヌヴィエーヴ・オライリーで、

orairi-

『ジェダイの復讐』のキャロライン・ブレイキストンの顔には

1234567898

変更していなかったから。

 

どうして再登場のキャラで、

ターキンだけが、CG再現なのか

と思っていたら、

最後にレイアが、若き日のキャリー・フィッシャーの姿で登場したが、

 

 

 

その前にもターキンショック=ハッタリが功を奏して、

ゆさぶられることしきり。

 

「他にもCGで復活する『エピソード4 新たなる希望』キャラがいるんじゃないか」

と勘ぐっていたら、ゴールド・リーダーとレッド・リーダーが再登場!

 

 

だけどこの2人の顔自体にはCG加工はされておらず、

単なる『新たなる希望』からの抜き焼きなんだが、

そう思わない人も多かったのでは。

 

ゴールド・リーダー役のアンガス・マッキネスは、

「突入開始」という既存のセリフに、

「シールドゲートへ」というのを付け足すために、

このたび、新録音。

 

エルストリー1976 - 新たなる希望が生まれた街 -(2015)で、

 

600

 

「オレをセリフのないチョイ役なんかと一緒にするな」

とぼやいていただけに、

今回の40年ぶりの新たなセリフ収録は、さぞかし溜飲の下がったことだろう。

 

旧エディタが廃止になるので、

慣れない新エディタで書いた最初の記事、

いかがでしたか?