例示しやすくなったので、
今さらにしてようやくの、
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アカデミー賞の視覚効果賞は、
『ジャングル・ブック』(未見)にさらわれてしまったが、
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ビジュアルインパクトがあったと思う。
1997年の旧三部作〈特別篇〉以来、
『新三部作』(1999・2002・2005)のVFXは、
「どうせCGでなら、なんでもできるんだろ」という、
こちらの予想を越えるものではなく、
全く驚きがなかった。
CGとはわからないカットでも、実はそうだったりと、
あまりにも手際よくやり過ぎて、
さっぱり心が動かない。
それに対して、
『ローグ・ワン』のモフ・ターキン登場は、
ひたすらに驚きで、動揺、混乱しきりだった。
「どうせずっと後ろ姿で、最後に1カットだけ、数秒間だけ正面顔なだけだろ」
と思ってたのに、
あっさり振り返ると、長回しでしゃべるしゃべる!
1977年版でターキンを演じた、
故人のピーター・カッシング(クッシング)が演じてるはずはもちろんないから、
デジタル技術の為せる技なのは間違いないので、
IMAX−3Dでの初回鑑賞では、見破ろうとひたすら必死。
従ってターキンの顔の位置から遠い字幕に目が届かず、
セリフの中身はまったく頭に入って来なかった。
それでも、そう簡単に尻尾を出すはずもなく、
「目の印象が若干違うかな」程度で、
むしろその完成度の高さに感嘆した。
これがあまりに衝撃だったため、
頭の中では混乱しきり。
ターキンは、ほんの数秒、チラ見せだと予想したのは、
『ローグ・ワン』に、やはりかなり長めの出演シーンがあるモン・モスマ役が、
『シスの復讐』(2005)の削除シーンでも同じ役を演じた、
ジュヌヴィエーヴ・オライリーで、
『ジェダイの復讐』のキャロライン・ブレイキストンの顔には
変更していなかったから。
どうして再登場のキャラで、
ターキンだけが、CG再現なのか
と思っていたら、
最後にレイアが、若き日のキャリー・フィッシャーの姿で登場したが、
その前にもターキンショック=ハッタリが功を奏して、
ゆさぶられることしきり。
「他にもCGで復活する『エピソード4 新たなる希望』キャラがいるんじゃないか」
と勘ぐっていたら、ゴールド・リーダーとレッド・リーダーが再登場!
だけどこの2人の顔自体にはCG加工はされておらず、
単なる『新たなる希望』からの抜き焼きなんだが、
そう思わない人も多かったのでは。
ゴールド・リーダー役のアンガス・マッキネスは、
「突入開始」という既存のセリフに、
「シールドゲートへ」というのを付け足すために、
このたび、新録音。
『エルストリー1976 - 新たなる希望が生まれた街 -』(2015)で、
「オレをセリフのないチョイ役なんかと一緒にするな」
とぼやいていただけに、
今回の40年ぶりの新たなセリフ収録は、さぞかし溜飲の下がったことだろう。
旧エディタが廃止になるので、
慣れない新エディタで書いた最初の記事、
いかがでしたか?