『エルストリー1976 −新たなる希望が生まれた街−』(2015) | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report





2000

エルストリー1976 −新たなる希望が生まれた街−
2016/12/17公開。




10/26に試写で鑑賞。

600

映画はセミドキュメンタリーで、
見れば分かる部類。
わざわざ解説するのも無粋なので、
補足情報を加えるにとどめる。

登場する俳優?は10名。(順不同)

1.ポール・ブレイク(グリード役)
44451
グリードが死んだ後も、同族のローディアン3人の一人として、
ドッキングベイ94のシーンにも出演していた。

2.ギャリック・ヘイゴン(ビッグス・ダークライター役)
620

一時期、ビッグ“ス”をビッグ“ズ”表記にしたが、
言いにくくてしかたない。
ラジオドラマでルーク(マーク・ハミル)も、
「ビッグス」と叫んでるし。

The Complete Star Wars Trilogy: The Original Radio Dramas
Anthony Daniels Mark Hamill John Lithgow Billy Dee Williams
Highbridge Co
売り上げランキング: 214,205


3.アンソニー・フォレスト(フィクサー役)


「フィクサー」とは仲介人や元締めを表す一般語。
ここ
レイズ・ローンオーズナー(Laze Loneozner)という名前があり、

ルークが「ドラえもん」の野比のび太なら、
フィクサーはジャイアンにあたる役どころ。

本来キャスティングされたフィクサー役での出演場面は、
2221
本編から根こそぎカット。
チュニジアのロケ撮影に同行していたフォレストは、
検問にあたるサンドトルーパーにも扮していたので、
めでたく?SW(本編)出演俳優の仲間入りを果たした。

老ケノービの幻惑術に操られる、
オレンジの肩パッドの検問役サンドトルーパーの、
つながり眉毛(ブロートリム)の黒いゴムバンドが歪んでいるのは、
ワンサイズしかなかったマスクに、役者の頭頂部が収まりきらない場合、
帽子(ドーム)部分を斜めにずらせるしかなく、バイザーとの隙間が目立つため。
6632145
設定上は、サンドトルーパーは標準型ストームトルーパーのバリエーション/派生型だが、
実際はサンドのチュニジア撮影が先だったので、
サンドがプロトタイプ、ストームが修正版となる。


スター・ウォーズ サンドトルーパー 1/12スケール プラモデル
バンダイ (2015-08-29)
売り上げランキング: 1,734


4.パム・ローズ(リーサブ・サーリン役)


カンティーナの客の一人として、画面には暗がりでチラ映りする程度だが、
9987
スチル撮影は、ドッキングベイ94のファルコンの前で撮影された。

5.ローリー・グッド(ストームトルーパー役)


ローリー・グッドは、
ブロッケード・ランナーに攻め入るストームトルーパー役に決まっていた、
later
ピーター・デュークス(Peter Dukes)が病欠のため、
体格がほぼ同じだったため代役を引き受け、
その後、デス・スターの開ききらないドアに頭をぶつけた、
redsere
あのストームトルーパーも続けて演じた。
その後、カンティーナエイリアンの
ハーチェク・カル・ファス(Hrchek Kal Fas)も演じたが、
はーちぇく
これもまた、本来キャスティングされていた女性が病気になったための代役だった。

ハーチェクの種族はソーリン(Saurin)。
同族のサイトア・カル・ファスも、カンティーナの場面に登場している。
cantina
12345

グッドは作戦会議に集う反乱軍パイロットとしても出演したが、
本人を特定できる画像は残っていない。

6.アンガス・マキネス(ゴールドリーダー「ダッチ」役)

劇中ではコールサインの「ゴールドリーダー」
あるいは、「タイリーとダッチがやられた」と言うセリフで、ダッチと名前がわかるだけだった。

600

後年にディサイファー社が、
「ジョン・ヴァンダー」と命名。
dacchi
「ダッチ」はどこに行った?

ディサイファー社の命名は、ことごとくはずしまくりで、
レッドリーダーはデイヴなのに、
357
こちらもガーヴェン・ドライスという、
「どこがデイヴやねん!」な命名をしている。

バカなの?

7.ジョン・チャップマン(自称レッド12役)



チャップマンは作戦会議の反乱軍パイロット役で出演。

みみ

スター・ウォーズ 制作現場日誌 ーエピソード1~6ー CREATING THE WORLDS OF STAR WARS 365 DAYS
ジョン・ノール(ILM VFXスーパーバイザー)
玄光社
売り上げランキング: 530

自ら役名を、
レッド12の「ジル・“ドリフター”ヴァーレイ」( "Gil 'Drifter' Viray" )
と名乗っているが、
ぷまん
公式なものではなく、レッド12は、
The Essential Guide to Warfareで、
パック・ネイコ(Puck Naeco)とされている。

The Essential Guide to Warfare: Star Wars (Star Wars: Essential Guides)
Jason Fry Paul R. Urquhart
Del Rey (2012-04-03)
売り上げランキング: 8,195

8.デレク・ライオンズ


デレク・ライオンズは、
マサッシ神殿(寺院)の衛兵(画面左側)を務め、
hidari
メダルを供する将校、後の命名、
ヴォレン・ナル中尉(Lieutenant Voren Na'al)として素顔を見せている。
998
ヴォレン・ナルは、後に歴史学者になったという設定。

10.デビッド・プラウズ(ダース・ベイダー役)
4545478

ダース・ベイダーについては、本ブログの定番記事で、
さんざん語り尽くしているため、
今回は少し趣向を変えて、
恥ずかしい写真〈SW特別篇〉

batte
背中側の腰から、
電池の束がぶらさがっている!



10.ジェレミー・ブロック(ボバ・フェット役)

この人のみ、厳密には「エルストリー1976」ではないが、
887
SW現象の最たる例なので、
続編なき単発の本作だけに、取りこぼすわけにはいかなかったらしい。

ジェレミー・ブロックは、昔は「バロック」と表記されていた。
ピーター・カッシングも、本当は「クッシング」

ブロックはボバ・フェット以外に、
シェッキル中尉(Lieutenant Sheckil)も演じているが、
55214
これも本来起用された俳優が参加できなくなったための代役だった。

『エルストリー1976』でブロック氏が話題にしている、SWのポスターを寄せ書き帳代わりに持ち歩き、存命のSW関係者からサインを集めているファンについて。

彼はケヴィン・ラニーヴ(Kevin LaNeave)というSFX業界人で、
学生時代はスティーブン・サンスイートのコレクション整理を手伝っていた。
〈特別篇〉の1997年頃、ロスにあったサンスイート邸で初めて会った。

個人的に最後に会ったのは、
2010年のフロリダのSWC5(スター・ウォーズセレブレーション5)。

生頼範義のポスターについてまとめた発表をしたら、
えらく気に入ってくれた。

生頼範義 緑色の宇宙 (玄光社MOOK illustration別冊)
生頼範義
玄光社 (2014-11-29)
売り上げランキング: 114,984

以上で、『エルストリー1976』関連記事はおしまいで〜す。