スタートレック・スターシップ・コレクション全国版(56) 2016年 7/26 号 [雑誌]
posted with amazlet at 16.07.10
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-06-28)
スタートレックコレクション 57号 (ロミュラン・バード・オブ・プレイ) [分冊百科] (モデルコレクション付) (スタートレック・スターシップコレクション)
posted with amazlet at 16.07.28
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-07-12)
スタートレック・スターシップ・コレクション全国版(58) 2016年 8/23 号 [雑誌]
posted with amazlet at 16.07.28
デアゴスティーニ・ジャパン (2016-07-26)
今年、2016年は、
スタートレック50周年。
アメリカ本国では最新作『ビヨンド』も無事に公開された。
またサンディエゴ・コミコンでは、
来年スタートの新番組『ディスカバリー』の
CG映像もお披露目された。
これを見て、つくづく思うのは、
「もう、スタートレックを知ってる人が作ってないんだな」
ということ。
いや、主役宇宙船がエンタープライズ号でなくなったのは、
さすがに歓迎するが。
惑星連邦の艦船は宇宙にくまなく配備されてるはずなのに、
「脅威を迎撃可能域にあるのは、
エンタープライズただ一隻」
っていうのを、何度聞かされたことか。
(実際は二度くらいかも知れないが、しょっちゅうだった印象が)
円盤部の照明が、
2009年の『スター・トレック』の、再起動版JJプライズにそろってるのも、
時代に即したアップデートだから、よしとしよう。
だけど、見よう見まねで、
「こんなもんでしょ」
のことごとくに、詰めの甘さが見られる。
航行用ディフレクターは、
起動時からブルー発光だが、
エンプラ改装型では、起動時はアンバー(薄いオレンジ)
出力が安定した航行時にブルー。
「人々がスタートレックをもはや知らない(不案内)」といえば、
↓ディスカバリーの主船体(円盤部を除く第二船体)を見て、
惑星連邦ではなく、
クリンゴン艦のデザインじゃないか
という意見だって、そう。
それは別に,
間違っちゃいないが、
FASA(ファサ)のメタルミニチュアシリーズ。
ディスカバリーのデザイン元ネタは、
フィリップ・カウフマンが監督予定だったボツ企画、
『巨人(巨神=ティターン)たちの惑星』(Planet of the Titans/1976-77)用の、
↓このイラスト。
描いたのはラルフ・マクォーリーだが、
不格好なデザインまで、マクォーリーのせいにするのは、いただけない。
なにせデザインしたのはマクォーリーではなく、
ケン・アダムなんだから。
もっとも「マクォーリー型」といえばわかる人にはわかるが、
「ケン・アダム型エンプラ」と言っても、
どうせ通じないだろうけど。
他にも、旧型艦だと示すためか、
各所がわざと野暮ったくデザインされてるようだが、
(それは言い訳で、じゃあ洗練されたデザインができたかはアヤシイが)
翼にそこそこ厚みがあって、推進装置(インパルスエンジン)が横並びしてるのは、
たしか最近、どこか他でも見かけたなあ。
いや、スタトレじゃなくて。
ああ、アレだアレ!
これは日本人にしかわかるまい。
新戦艦大和だ!
好評だった展示会第3弾の情報が!
会期:2016年8月15日(月)~9月4日(日)
開場時間:午後1時~午後8時
入場料:無料
会場:キャラクターファクトリー
所在地:〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2丁目40−1
阿佐ヶ谷アニメストリート内(7月末OPEN予定)
絵物語が1961年だったから、
今年で55年前の作品、
新戦艦大和だけに、
現代に蘇らせるなら、
デザインのアップデートは必須。
ということを、「新戦艦大和画報」に多大な協力、
貢献したワタ艦氏は、充分すぎるくらい心得ている。
一方でUSSディスカバリー。
「巨人達の惑星」からは40年だから、
そのままのデザインでいいはずなんてないんだし、
円盤部が2009年以降の、
ネロによって変更された世界
(オルタネート・リアリティ Alternate Reality=代替現実)
のデザインに準拠してるんなら、
船体の他の部分も、JJプライズや
ベンジャンスのデザインラインに、
近づける努力を、
少しぐらいはしても良さそうなもんじゃないか。
それなのに、ああそれなのに、それなのに。
とはいえ、1961年(マンガ版は1963年)と現代が、
こんな形でつながるなんて!
意外な発見(ディスカバリー)でした。