USSディスカバリー/ST50周年 | アディクトリポート

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今年、2016年は、
スタートレック50周年。

アメリカ本国では最新作『ビヨンド』も無事に公開された。

またサンディエゴ・コミコンでは、
来年スタートの新番組『ディスカバリー』の

CG映像もお披露目された。

これを見て、つくづく思うのは、
「もう、スタートレックを知ってる人が作ってないんだな」
ということ。

いや、主役宇宙船がエンタープライズ号でなくなったのは、
さすがに歓迎するが。

惑星連邦の艦船は宇宙にくまなく配備されてるはずなのに、
「脅威を迎撃可能域にあるのは、
エンタープライズただ一隻」
っていうのを、何度聞かされたことか。
ゆゆ
(実際は二度くらいかも知れないが、しょっちゅうだった印象が)

円盤部の照明が、
7777
2009年の『スター・トレック』の、再起動版JJプライズにそろってるのも、
時代に即したアップデートだから、よしとしよう。

だけど、見よう見まねで、
「こんなもんでしょ」
のことごとくに、詰めの甘さが見られる。

航行用ディフレクターは、
87878
起動時からブルー発光だが、
エンプラ改装型では、起動時はアンバー(薄いオレンジ)
sikawa
出力が安定した航行時にブルー。

「人々がスタートレックをもはや知らない(不案内)」といえば、
↓ディスカバリーの主船体(円盤部を除く第二船体)を見て、
discovery
惑星連邦ではなく、
こい
クリンゴン艦のデザインじゃないか
という意見だって、そう。
いくく
それは別に,
間違っちゃいないが、
ろーうりふ
FASA(ファサ)のメタルミニチュアシリーズ。
ちっか
ディスカバリーのデザイン元ネタは、
フィリップ・カウフマンが監督予定だったボツ企画、
『巨人(巨神=ティターン)たちの惑星』(Planet of the Titans/1976-77)用の、
↓このイラスト。
poduto
描いたのはラルフ・マクォーリーだが、
不格好なデザインまで、マクォーリーのせいにするのは、いただけない。
みんt
なにせデザインしたのはマクォーリーではなく、
ケン・アダムなんだから。
あだmy

もっとも「マクォーリー型」といえばわかる人にはわかるが、
「ケン・アダム型エンプラ」と言っても、
どうせ通じないだろうけど。

他にも、旧型艦だと示すためか、
各所がわざと野暮ったくデザインされてるようだが、
(それは言い訳で、じゃあ洗練されたデザインができたかはアヤシイが)
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翼にそこそこ厚みがあって、推進装置(インパルスエンジン)が横並びしてるのは、
9090
たしか最近、どこか他でも見かけたなあ。

いや、スタトレじゃなくて。

ああ、アレだアレ!

これは日本人にしかわかるまい。

新戦艦大和だ!
しんせんかん

好評だった展示会第3弾の情報が!

会期:2016年8月15日(月)~9月4日(日)
開場時間:午後1時~午後8時
入場料:無料
会場:キャラクターファクトリー
所在地:〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南2丁目40−1
​阿佐ヶ谷アニメストリート内(7月末OPEN予定)


絵物語が1961年だったから、
今年で55年前の作品、
新戦艦大和だけに、
現代に蘇らせるなら、
デザインのアップデートは必須。

ということを、「新戦艦大和画報」に多大な協力、
貢献したワタ艦氏は、充分すぎるくらい心得ている。


一方でUSSディスカバリー。
「巨人達の惑星」からは40年だから、
そのままのデザインでいいはずなんてないんだし、
円盤部が2009年以降の、
ネロによって変更された世界
(オルタネート・リアリティ Alternate Reality=代替現実)
のデザインに準拠してるんなら、
船体の他の部分も、JJプライズや
たつ
ベンジャンスのデザインラインに、
う゛ぇんげあんcえ
近づける努力を、
少しぐらいはしても良さそうなもんじゃないか。
big
それなのに、ああそれなのに、それなのに。

とはいえ、1961年(マンガ版は1963年)と現代が、
こんな形でつながるなんて!
anakuro
意外な発見(ディスカバリー)でした。