『フォースの覚醒』公開直前特集! バトル・ドロイドB/勝手にデザインコンペ5 | アディクトリポート

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『フォースの覚醒』公開前に記事を書くのはこれが最後なので、
後から「こうだと思ってたんだよ」
という後出しジャンケンにならないように、
だいたいの予想を書いておこう。

*ネタバレはありません。

まず、作品そのものの出来には、何の不安も抱いていない。

理由は、ファンを大切に考えた映画だから。

公開当日まで、プレミア上映はロスで6000人のファン向けに、14日(現地)に、
翌日にマスコミ向けにの2回きり。

14日に見終わったファンは、いちように笑顔。

否定的な感想は一切聞こえず、「インクレディブル」「アメイジング」の連呼。

そしてそれから4日後には、
基本的に世界中どこでも、
誰でも同時に観られる。

ネット時代で、即時ネタバレだからこその配慮。

公開前最後の記者会見で
JJエイブラムズへの「イウォークは出て来るのか?」
という質問に、「生きてるやつはって質問かい? だったらノーだよ」には、

30:25あたりから。
落胆めいた声が聞こえなくもなかったが、
キャスリーン・ケネディへの
「再登場しないキャラは?」に、

2:07あたりから。
「なんといってもジャージャーね」の返答には、
会場全体が拍手喝采だった。

この件が示すように、
きわめて製作陣はいたって公正中立、
マニアックすぎる意見には耳を貸さない姿勢に、
相当な「まともさ」を感じる。

ただし、デザインは新三部作から復調せず、
相変わらずダメダメで、


旧三部作の威光を借りて、変えない部分は色あせず素晴らしい一方、
変えたり、付け足した部分が、ことごとく足を引っ張っている。

ということで、本ブログでの勝手なデザインコンペに行き着いたわけだが、
当初より予想されたとはいえ、
「失笑」
「とほほ」
と、こき下ろしコメントが、2件ほど寄せられた。

でもって、こう言う否定的なコメントも載せないと、
公平性を欠くかと思い、
これまでは承認してきたが、
よく考えたら、それこそ相手の思うツボだし、
意見は平行線をたどるだけなので、
今後は無視することに決めた。

別にベストのデザイン提案をしてるとは、自分だって考えてない、
つまり他にももっと達者にできる人はたくさんいるだろうけど、
かといって、最初からこき下ろすと決めて来るヤツは、
たとえ素晴らしいデザインを示したところで、
どうせ認める気なんか、ないんだし。

たとえば本物のデザイナー、
アンドルー・プロバートのデザインには、
pppp
「どうしてそういう形なのか」
「なんでそこにあるのか」
に明確な理由があり、
それについて本人に問えば、
たちどころに具体的な返事がもらえる


ダグ・チャン以降の問題は、
なんでそうなってるのかが、まるで考えられておらず、
どこまでもテキトー。

何も考えていない証拠に、
どうせ答えられないから、
ファンの質問に応ずることもない(=外界から隔絶する)し、
古い時代のはずの、
↓新三部作メカの方が、

↓旧三部作メカより、

時代が進んでる印象を与える
というのは、公開当時から多くの人が指摘していた。

つまりこの時点で、気づける多くのファンの方が、
ダグ・チャンより目利きだった。

自動筆記みたいに、
でたらめに手を動かしたまま、
とりあえず形になったものを、
「はい、どうぞ」と差し出されても、
困るんだよ。

なにしろメカのデザインには、
理詰めの部分=設計思想が欠かせない。

そもそもダグ・チャンには、
設計思想のなんたるやがまるで理解できてないんだから、
この時点で、メカデザイナー失格なわけ。

これが
「まさかSWほどの大作のデザインが、
そんなにテキトーでデタラメなはずはない」
と信じていたファンの期待を裏切り、
猛烈な反発と怒りを買った。

ここでも書いたが、
人は自分の大切にしているものを台無しにされれば怒る。

ダグ・チャンは、私が大切に考えていた、
SWの見映えをぶちこわしたんだから、
文化の破壊者、デザインテロリスリトだとさえ思ってる。

『エピソード1』『エピソード2』に参加したというだけで、
ひとりでに実力がついて、
満足なデザインを納品できるはずないんだし。

SWの経験がチャンの実力に寄与しなかった証拠に、
『1』『2』では、SWという看板、ブランドでハッタリをかませたが、
それ以後のチャンの経歴に、特筆すべき代表作が何もない。

そりゃそうだ。
成功経験や達成課題がゼロのまま、
地位だけ確保したって、
いいデザインができるようになるはずがない。

そのダグ・チャンが、
いつのまにかルーカスフィルムの副社長に昇格し、
『フォースの覚醒』にも加わってしまった。

トップがこいつじゃ、
いかに配下がすぐれたデザインを提供しようが、
最終的にダグ・チャンレベルに引き下げられちゃうんで、
ぶち壊しである。

さらに最悪なのは、
実力のないヤツが保身で居座ると、
周りに多大な迷惑がかかること。

『エピソード1』(1999)グッズは、公開前は期待でバカ売れ。
公開後の失望から、誰もが買い控えたため急速に商品がダブつくようになり、
『エピソード2』(2002)のグッズ売り上げは、
もろに失望の余波を喰らって、
実に『1』のパーセント台(何割という1/10規模でなく、1/100単位!)にまで落ち込んだ。

『エピソード3』(2005)では、
もはや個々のキャラをくまなく出すのはキケンと判断され、
安定の人気キャラのファンシーグッズ路線に転向。
劇場売りのボールペンのヘッドに付属したのは、
①ヨーダ
②C-3PO
③R2-D2
④チューバッカ
⑤ダース・ベイダー
——と、新三部作オンリーのキャラが皆無という珍事。

最後のお祭り騒ぎもあって、
「シスの復讐」グッズはバカ売れしたが、
ダグ・チャンから交代した、
チャーチ
ライアン・チャーチのデザインが、
圧倒的に支持されたってわけでもない。

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なぜならチャーチのデザインも、
チャーチ
テキトーにでっちあげただけで、
デザイン理念を欠く点では、ダグ・チャンと大差なかったから。

↓ライアン・チャーチは、
sese
ラルフ・マクォーリーや、
poduto
シド・ミード
アリーナ
さら
ジョー・ジョンストンや、
ジョンストンギャラ
↓アンドルー・プロバート
はら
といった、並みいる顔ぶれを輩出した名門、
パサデナのアートセンターカレッジ(オブ・デザイン)の出身なのに、
この差はなぜ?

チャーチは同校に新設された、架空ビークルデザイン科の特待生。
おそらく現実とは無縁の、映画、テレビ、ゲームの世界の乗物は、
なんでもありで、「デザイン理念なんか必要ない」ってことにされていると思われる。

…そうじゃないんだけどなあ。

とにかく本ブログの「勝手にデザインコンペ」は、
こうした業界の絶望的にダメダメな現状をふまえたうえで、
「問題あり」の案件に対し、
その具体的改善案を示しており、
どうしてこういう形になっているのかという、
デザイン理念や設計思想も合わせて展開している。

もちろん、盲目的なヨイショを期待する程バカではないが、
批判やダメ出しするんであれば、
きちんとこちらが書いたことを踏まえた上で、
それに沿って、異論反論を展開してもらわないと、
なんのためにデザインに文字情報を添えているのかと虚しくなる。

ちゃんと読んでたら、こんなゴミコメント書いて来ねえだろ、
もし読んだうえでやってるんなら、
君はよほど文章読解力がないんだね、
と気の毒にさえなる。

この前のバトルドロイド案を、
「ダサすぎる」と言ってるが、
nanana
あのー、古代呪術的に、
わざと子供の落書きテイストでやってるのに、
もしかして気づいてない?

もうその知的レベルじゃ、
こちらの始末には負えないよ。

もちろんこういう低脳クンは、
はじめからこき下ろすことに決めていて、
その線で進められない要素は無視することにしてるから、
いくら懇切ていねいに解説しても、
猫に小判なんだけどね。

でもってそもそも、
「ダグ・チャンをダサいと言ってる、お前のデザインの方こそダサい」
と決めつけようとする奴らは、
私がダグ・チャンやライアン・チャーチのデザインに感じた、
確かに存在する問題(設計理念の欠如)を感じ取れず、
その問題の解決にあたった(設計理念がある)改善案の方を問題ありと感じる時点で、
先述の「文字が読めても内容が理解できない」のと同様、
デザインを見てもその善し悪しがわからない、
節穴の目しか持ちあわせていないことになる。

そうまでしてこいつらが展開するのは、
ひたすら邪推で、
「自分がSWのデザイナーになれなかった嫉妬からだろ」
とか、
「教職を追われて無職なヤツが、血迷って提案するデザインなんて、どうせものにならないに決まってる」
的な、自分のゴシップ的で斜め読みな関心を満たし、
決めつけた憶測にあてはめて自分を納得させることばかりに腐心している。

たとえば、オリンピックエンブレムが問題になって、
田辺誠一や蛭子能収や“きゃりーぱみゅぱみゅ”が、
自分のデザイン案を発表したが、
このアクションを「嫉妬が動機」と、誰が捉える?

“蛭子案”や“ぱみゅぱみゅ案”は、かなり「つたない」が、
別に本人がやりたくてやってる以上、他人がわざわざ、
「それでよく、佐野案に異を唱えたりしましたね」
なんて言ったりするかね?

具体的に手を動かして、きちんと形にして提案する努力を蔑(さげす)んで、
冷笑的にかまえて、何もやらない方を選び取るのが正解だなんて考えるのは、
幼稚で未熟な流行病(はやりやまい)みたいなもので、
べつにそいつがそこにとどまるのは勝手だけど、
そこから脱すると決めた人の選択を、とやかくいう資格はないよね。

なぜなら、たとえある人の意識の中では「ないこと」にして追い払おうと、
現実世界で問題は依然として続き、
その問題を見逃さずに把握しただけでは解決するわけはないから、
それに対して起こす行動の中から、
事態を変えるものが出て来る。

ということに気がついたから、
具体的な行動、実際に手を動かして、作品を完成させて提出、提案するという
問題解決に、自分で取り組んだんだよ。

実際の話、新三部作の問題に、
社内の誰も手をつけず、
外部からの意見に耳を貸さなかった結果が、
今こうなってしまっていて、
しかも誰も具体的な解決提案をしなかったわけではなく、
他ならぬ私が、10年前に何度もやったのに、
まともに取り合ってもらえなかったのが今につながって、
『フォースの覚醒』のデザインが、こうなってるんじゃんか。

ってことは、具体的に動いた以上、
どうにかできる可能性もあったが、
それをしなかったら、改善の可能性はゼロだった。

しかも受け入れるかどうかは、
応募する側の責任でなんかあろうはずはなく、
あくまでも相手の度量の問題で、
ダメデザインなら弾かれて、優れたデザインなら受け入れられるという実情ではなかった。

というわけで、私は他の人でも、
どしどし対案デザインを発表すべきだし、
自分よりもっと達者にやれる人が、たくさんいることだってわかってる。

こう言うデザインができる人(トラビス・ブルボー=Travis Bourbeau)や、
mこぽぽl


こういう人(ピーター・ブライト Peter Blight)がいる現状で、
mkmkmk
なんで今さら、ダグ・チャンごときが居座ってるのかっていうことですよ。
↓こんなデザインを1回でも納品した時点で、即刻クビだろ、ふつー。
くび

だからそういう人を見つけたら「いいですね、どんどんやりましょう!」と応援こそすれ、
「嫉妬だろ」とか「よくそれで…」とクサしたり、
わざわざゴミコメントを書き込んで、
可能性の芽を摘んだりしないよ。

もっとも、そんなゴミコメントごときで摘まれるんなら、
それしきの可能性なんだけど。

でもって、上の例が示すように、
明らかにダグ・チャンよりすぐれたものが発表されても、
「ぜひうちで働いて下さい」にならないんだから、
自分から売り込むしかなかったじゃないか。

にしても、すっかり老若が逆転してて、
54歳の自分がこうして挑戦をやめないのに、
どうやら若いやつの方が斜にかまえて、
へんに賢こぶって、怠惰に何もやらない方を決め込むのも、
信じられんよ。

ふつー、逆じゃないの?

とにかく相手は、
「いい年こいて、みっともないからおやめなさい」
という忠告のつもりなんだろうけど、
こっちはやめる気なんかサラサラないんで、そのカキコミに効力はないんだから、今後は載せもしないことだし、わざわざ書いてこないでくれたまえ。

それでもいやがらせで書いてくる場合は、どうせよそでも対人関係で問題起こすに決まってるアブナイ反社会的存在なんだから、警告の意味でさらすしかないので、くれぐれもご注意下さい。

さて、ようやくオレ版バトル・ドロイドのB案。

劇中のバトル・ドロイドは、なんだってあんなに貧弱で、ひょろ長い体つきなのか?
たかさ
どうやら、「格納するのに都合が良いから」が、言い訳らしい。
だけど横幅がほぼそのままじゃ、あまり省スペースに貢献してないんじゃ?


そこでまず最初に描いたのが、これ。
ききき
アコーディオンを伸ばしたように、
積層(重ね合わせ)のイメージ。

「不思議の国のアリス」に、トランプの兵隊って出て来るが、


それに倣(なら)って、効率の良い収納を考えて、カード型ドロイドのコンセプトを追究。

ぶんしょ
↑分割線はテキトーです。

↓あとは展開案をあれこれ模索し、
てんかい
↑プロポーションを突き詰めれば、
↓オレ版バトル・ドロイドB案の完成です。A案と打って変わって直線構成なのは、
どろいど
↑オレ版ドロイドファイターとの兼ね合いもある。

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では、『フォースの覚醒』公開後の本ブログ記事にもご期待下さい。
とはいえ、公開直後の金・土・日深夜の更新分では、まだやりません。