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バンダイSWプラモの、
検証第11弾は、
スター・ウォーズ 1/48 Xウイング・スターファイター ムービングエディション
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1/48スケール
Xウイング・スターファイター
ムービングエディション
まずは、ウ“ィ”ングとかの、ィを小文字化なんぞというヘンな小細工や、
↓デビルウイングをデビルウィングと書いたら、
「なにカッコつけてんだよ」となるのと同じ事。
Xとウイングの間に、日本語では不要な、X-メンみたいなハイフンが入ってないのは、めでたい。
というのは前に書いたが、
旧三部作当時は「ファイター」(戦闘機)だったのが、
↓MPC(1977)→ERTL(1987)→AMT(2005)と、3ブランドを生き延びた、
世界初のXウイングのプラモは、一貫して「ファイター」
1987年以降、「スターファイター」(宇宙戦闘機)表記が増えてきたのが気になる。
スターファイターという用語が定着したのは、
↓あくまでも新三部作の商品から。
1/72 STARWARS episode2 ジェダイ・スターファイター
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ドイツレベル スターウォーズ アナキンのジェダイ・スターファイター クローン・ウォーズバージョン (R06665)
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タイ・ファイターが、タイ・スターファイターと呼び直された例がないことからも、
Xウイング(や反乱軍の戦闘機)の方だけ改称するのは、本来おかしいことがわかる。
SW世界は、なにしろ宇宙こそが舞台なので、
「シップ」といえば宇宙船
「ファイター」といえば宇宙戦闘機
「ネイビー」といえば海軍ではなく宇宙軍
——に決まってるんだから、
わざわざ「スター」をつける必要ないんだけど…。
次に、「ムービングエディション」という、
ネイティブ英語ではまず見かけない、
和製英語の商品名も気になる。
アメリカ人もイギリス人も、
このギミックを「ムービングエディション」なんて、絶対に呼ばない。
「フルアクションモデル」とか、
“ULTIMATE ACTION PACK”が、いいとこでしょう。
電動で翼が開閉するギミックのあるXウイングのプラモは、
バンダイの前にもあった。
↑なぜかキャノピー開閉機構まで!
AMTにブランド移行したばかりの1998年に、
当時は最大サイズの、全長約39センチ(15.25インチ)で登場。
商品名は、
プロショップ エレクトロニック・Xウイング・ファイター
PRO SHOP Electronic X-wing Fighter
Electronic X-wing Fighter Model Kit フィギュア おもちゃ 人形 (並行輸入)
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AMTErtl
「プロショップ」は同時期のAMTのシリーズ名で、
↓USSヤマグチは、エンプラC型のクリア成型版
「上級者向けキット」の意味。
だからそれをのぞいた商品名は、単に「電動・電飾Xウイングファイター」と、
いたってシンプル。
とにかくムービングエディションなんてのは、
イングリッシュネイティブに言わせれば、
海外でヘンな漢字のTシャツを、
平気で着ているのと同じような感覚で、
バンダイという企業に、
国際感覚のある(=ホントに英語が出来る)エキスパートがいないのが、よくわかる。
SW模型の版権は、昔からテリトリー制で、
販売できるのは、許諾を受けた国内のみに限られている。
日本国内の流通なんだから、
英語はいいかげんでもかまわないと思うかも知れないが、
今や完全なネット社会で、
外国からでも日本製品専用通販サイトから、
気軽に買えるようになってるのに、
いまだに現状に対応する体制を整えないのは、
企業として怠慢ではなかろうか。
今回は、あくまでもパッケージングの話に終始したが、
次回はもっと本質的な、キット自体の問題について。