『アニー』(2014) | アディクトリポート

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『アニー』

くわん

およそ自分の嗜好からすると、
観るはずのない映画だが、
タダ券をもらったので、
けん
2月15日に、ありがたく鑑賞。

実は1982年版も観ていて、
これもなぜかというと、
たしか『ランボー』と、地方館(東武松原シネマ)で併映だったから。
『ランボー』と『アニー』って、どういう組み合わせだよ。

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82年版は、オリジナルの舞台版に忠実な映画化に感じられたが、
今回は2014年だけに、
色々な改編がなされている。

*主役が黒人
*富豪はケータイ会社の社長
——等々。

でもって、まずまずのデキとは思うが、
思い切り、いいかげんな部分も散見された。

*アニーが大金持ちのオリバー(ジェイミー・フォックス)と出会う場面。
 後に偶然撮影していた動画が出て来るが、それはさっきの劇中映像をそのまま使っていて、カット割りまで同じ。
んjふy
あわや交通事故の瞬間を、誰が撮影していたのか、まったく説得力がない。

*ジェイミー・フォックスは潔癖症という設定の割には、
食べる前の食事をイヌがなめても平気なのか?
潔癖症という設定にしなけりゃいいだけのことでは?

*「ミュージカルって、こういうもんでしょ」と、
キャメロン・ディアスがうそぶく場面にビックリ。
劇中の人物が、作品の構造(この映画はミュージカル)という枠組みを自覚するという、
「入れ子構造」は、
『ボルト』(2009)のハムスター(ライノ)が、劇伴音楽にシンクロして口ずさむ
ボルト
という、掟破りの場面以来の構造破壊。

役者はみな好演。

ジェイミー・フォックスの歌は一級品で、見もの聞きもの。
主役の少女(クヮヴェンジャネ・ウォレス)も、さすがの演技力。
キャメロン・ディアスは思い切り脇役(ハニガン)で、
↓キャメロン・ディアスは、体格に比して、手がとても小さいことが判明。
juju
アニーとビルのバルコニーで踊っているのは、
秘書グレース役の、ローズ・バーン。

ローズ・バーンですよ。
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“Byurne”という綴りだから、
「バイアン」と呼ぶのかと思ったが、
燃やすの“burn”と同じだった。

石田泰子の字幕が秀逸。
こんなていねいな仕事には、そうはお目にかからない!

子供の観客は、小ネタのギャグにキャッキャと喜んでたから、
舞台の「アニー」を見に行く年頃なら、
見ても楽しめるんではないでしょうか。