インターステラー IMAX | アディクトリポート

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インターステラー
Interstellar(2014)


600

12/1、成田ヒューマックスのIMAXで鑑賞。

せりだし

ここでの鑑賞は、昨年の『ゼロ・グラビティ』(IMAX 3D)以来で、
あたかも年1回の、恒例行事のようになっている。

結論から言えば、
この選択は大・大正解。

都内(木場の109)や、
きばば
最寄り(浦和のユナイテッド)の
urawa
「なんちゃってIMAX」
ぬぬ
(MPXと称されるシネコン仕様の標準サイズ)を避け、
同方式の国内最大サイズで観るために、
電車代節約のために、
自宅の草加から市川真間(京成線)まで、
雨がやんだのを見計らって、
午後1時頃から、18kmをチャリで行ったら、
北総線あたりから雨が本降りになり、
帰りの寒空ではスマホの電源が切れてナビが使えず、
初ルートなので迷いまくりで、
結局途中から鼻水が止まらなくなり、
すっかり風邪をひいて、
この原稿を鼻を頻繁にかみながら書いてるが、
それでも後悔しない、素晴らしい作品であった。

kaku

チャチさゼロ!

sutera

予想を覆す展開の連続!

ごごごい

見終わった後の、感動と充足感!


sesere

勝因は、共同脚本のジョナサン・ノーランで、
彼は兄のクリストファー・ノーランが単独であたる監督作
『バットマン ビギンズ』(2005)とか
koumori
インセプション』(2010)とかだと、
shuugou
欠けてしまう、
映画のハートの部分を、補ってあまりある。

といっても、脚本やプロット、
科学考証的には、突き詰めれば「?」な部分もあるんだけど、
それをもってして、
映画がダメというわけではなく、
むしろだからこそ、映画として見事に成立している。

本作は科学理論の解説映画ではなく、
観客に伝えたいドラマがまずあって、
それにふさわしい科学設定が添え物になっている。

加えて「小説」(活字媒体)ではなく、
「映画」という視覚メディアが選ばれたことで、
観客はひとたび座席に座って映画が始まってしまえば、
ひたすら翻弄されて、その成り行きに身を任せるしかないと言う点では、
まさに劇中の主人公と同じ体験をするわけ。

となると、テレビやパソコンで観ても、
本来の価値がわからない映画であり、
映画館だって、小さなスクリーンと、
併設するシネコン別館に気兼ねした控えめな音量で味わっても
疑似体験に過ぎず、
——と突き詰めて行くと、
やっぱりできるだけデカイ画面のIMAXで観るしかない作品なわけ。

思わず自分も未開の地を探検している気分にさせられる、
臨場感あふれる映像ももちろん、
暴力的ともいえる音響と、
最大ボリュームで効果を発揮したハンス・ジマーの音楽に、
現代の映画の一つの最高到達点を見た!

インターステラー オリジナル・サウンドトラック
ハンス・ジマー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2014-12-10)
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というわけで、上映中に(IMAXで)体験することを強くオススメします。

劇場ロビーに張り出された感想に、
「(隣町の川崎に、シネコンIMAXがある)横浜から、
わざわざ見に来たかいがありました」
というのがあったけど、私も同感でした。

フィルム撮影に意味があり、
大画面に傷一つないデジタル上映にもこれまた意味がある、
たぐいまれなる大傑作。

『2001年宇宙の旅』(1968)を超えながら、
出発点としての同作の価値を減じないという意味でも、
見事な作品です。

せっかくの機会を逃されませんように!