Interstellar(2014)
![600](https://stat.ameba.jp/user_images/20141202/18/addicto/e1/24/j/o0600030013147307704.jpg?caw=800)
12/1、成田ヒューマックスのIMAXで鑑賞。
![せりだし](https://stat.ameba.jp/user_images/20120728/10/addicto/3b/9a/j/o0450033812102639829.jpg?caw=800)
ここでの鑑賞は、昨年の『ゼロ・グラビティ』(IMAX 3D)以来で、
あたかも年1回の、恒例行事のようになっている。
結論から言えば、
この選択は大・大正解。
都内(木場の109)や、
![きばば](https://stat.ameba.jp/user_images/20120812/09/addicto/88/72/j/t02200165_0800060012129937667.jpg?caw=800)
最寄り(浦和のユナイテッド)の
![urawa](https://stat.ameba.jp/user_images/20110401/10/addicto/66/85/j/t02200165_0600045011138124784.jpg?caw=800)
「なんちゃってIMAX」
![ぬぬ](https://stat.ameba.jp/user_images/20141116/09/addicto/ea/84/j/o0500049213130592184.jpg?caw=800)
(MPXと称されるシネコン仕様の標準サイズ)を避け、
同方式の国内最大サイズで観るために、
電車代節約のために、
自宅の草加から市川真間(京成線)まで、
雨がやんだのを見計らって、
午後1時頃から、18kmをチャリで行ったら、
北総線あたりから雨が本降りになり、
帰りの寒空ではスマホの電源が切れてナビが使えず、
初ルートなので迷いまくりで、
結局途中から鼻水が止まらなくなり、
すっかり風邪をひいて、
この原稿を鼻を頻繁にかみながら書いてるが、
それでも後悔しない、素晴らしい作品であった。
![kaku](https://stat.ameba.jp/user_images/20141202/21/addicto/36/73/j/o0500087413147454264.jpg?caw=800)
チャチさゼロ!
![sutera](https://stat.ameba.jp/user_images/20141202/19/addicto/6f/84/j/o0600110113147361463.jpg?caw=800)
予想を覆す展開の連続!
![ごごごい](https://stat.ameba.jp/user_images/20141202/21/addicto/53/1c/j/o0600182313147481587.jpg?caw=800)
見終わった後の、感動と充足感!
![sesere](https://stat.ameba.jp/user_images/20141202/22/addicto/f5/22/j/o0600181413147530421.jpg?caw=800)
勝因は、共同脚本のジョナサン・ノーランで、
彼は兄のクリストファー・ノーランが単独であたる監督作
『バットマン ビギンズ』(2005)とか
![koumori](https://stat.ameba.jp/user_images/20100810/04/addicto/4f/ec/j/t02200152_0650045010685044583.jpg?caw=800)
『インセプション』(2010)とかだと、
![shuugou](https://stat.ameba.jp/user_images/20100810/11/addicto/10/f9/j/t02200146_0700046610685373381.jpg?caw=800)
欠けてしまう、
映画のハートの部分を、補ってあまりある。
といっても、脚本やプロット、
科学考証的には、突き詰めれば「?」な部分もあるんだけど、
それをもってして、
映画がダメというわけではなく、
むしろだからこそ、映画として見事に成立している。
本作は科学理論の解説映画ではなく、
観客に伝えたいドラマがまずあって、
それにふさわしい科学設定が添え物になっている。
加えて「小説」(活字媒体)ではなく、
「映画」という視覚メディアが選ばれたことで、
観客はひとたび座席に座って映画が始まってしまえば、
ひたすら翻弄されて、その成り行きに身を任せるしかないと言う点では、
まさに劇中の主人公と同じ体験をするわけ。
となると、テレビやパソコンで観ても、
本来の価値がわからない映画であり、
映画館だって、小さなスクリーンと、
併設するシネコン別館に気兼ねした控えめな音量で味わっても
疑似体験に過ぎず、
——と突き詰めて行くと、
やっぱりできるだけデカイ画面のIMAXで観るしかない作品なわけ。
思わず自分も未開の地を探検している気分にさせられる、
臨場感あふれる映像ももちろん、
暴力的ともいえる音響と、
最大ボリュームで効果を発揮したハンス・ジマーの音楽に、
現代の映画の一つの最高到達点を見た!
インターステラー オリジナル・サウンドトラック
posted with amazlet at 14.12.02
ハンス・ジマー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2014-12-10)
売り上げランキング: 504
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2014-12-10)
売り上げランキング: 504
というわけで、上映中に(IMAXで)体験することを強くオススメします。
劇場ロビーに張り出された感想に、
「(隣町の川崎に、シネコンIMAXがある)横浜から、
わざわざ見に来たかいがありました」
というのがあったけど、私も同感でした。
フィルム撮影に意味があり、
大画面に傷一つないデジタル上映にもこれまた意味がある、
たぐいまれなる大傑作。
『2001年宇宙の旅』(1968)を超えながら、
出発点としての同作の価値を減じないという意味でも、
見事な作品です。
せっかくの機会を逃されませんように!