【書評】SWコスチュームズ〈旧三部作篇〉 | アディクトリポート

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SWファン/マニアには、がぜん話題の書
STAR WARS COSTUMES: THE ORIGINAL TRILOGY



Star Wars Costumes
Star Wars Costumes
posted with amazlet at 14.11.14
Brandon Alinger
Chronicle Books
売り上げランキング: 6,581


2014年10月29日に注文。

11月14日に到着。



現時点ではこれ以上を望み得ない、最高の書

ともすれば陥りがちな落とし穴にはまっておらず、
たいへんバランスの良い一冊に仕上がっている。

その、回避された落とし穴とは?



●ルール違反を犯さない

本書に課せられた使命の1つに、
造反者の特定と排除があって、
それはアンドルー・エインズワース

だから、エインズワースの名前が一切出て来ない代わりに、
彼がらみの写真も、一点足りとも掲載されていない。

↓以下の4点は、本書には載ってません。
タイの山
タイ君
マスクの山
店頭



●ネットとケンカしていない

すっかりネット社会が定着した(かれこれ20年)現代だからこそ、
ネットをあされば目にできる画像は、
これまたとにかく排除。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さん
カーミット・ブライス・エラー氏の顔は、
本書には載ってません。

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-へんしん



●客観的な事実のみを記載

こうした諸事情につき、やむを得ないとはいえ、
写真はちょっと食い足りないかも知れないが、
それを補ってあまりある、
詳細な記述がすごすぎる。

コスチューム担当の
ジョン・モロ(『スター・ウォーズ』『帝国の逆襲』)、
モロ

アギー・ロジャーズと
ニーロ=ロディス・ハメロ(『ジェダイ』)
hamehame

の証言を元に、個々のコスチュームの各工程の時期や、
衣装担当業者まで、仔細に特定。

貴重な事実の記録でもある。

1行1文字ごとに、新たな事実が明かされ、
本の形にまとめたことで、
しっかり記憶と記録にとどまる。

未確認情報だが、日本語訳版も進行中らしい。

英語の読めない人は、
それが出てからどうぞ。

※いつ出るのかは、知りません。

Dressing a Galaxy: The Costumes of Star Wars
Trisha Biggar
Palace Press
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Lorne Peterson
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