希望の星タカラ1/1500/あな知らアルカディア〈その3〉 | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

これ(デスシャドウ号からの変遷/あなたの知らないアルカディア〈その2〉)の続きです。

1977年の「プレイコミック」連載開始と、


翌78年のテレビアニメ放送開始時、


「宇宙海賊キャプテンハーロック」に登場するアルカディア号は、
aaaa
いわば「希望の星」だった。

それはつまり、
マンガのコマごと
こここい

テレビ画面のカットごとに、
みくいう
しらと

宇宙戦艦ヤマト TV BD-BOX 豪華版 (初回限定生産) [Blu-ray]
バンダイビジュアル (2012-07-27)
売り上げランキング: 19,164

絵柄がコロコロ変わってしまった、
宇宙戦艦ヤマトのつたなさが、
アルカディア号では是正されることが期待されたから。

そしてまた、テレビアニメ放送に合わせて、
玩具、模型を展開するタカラも、希望の星として期待されいた。

というのも、ヤマトは放映当初の1974年からバンダイがプラモを発売するも、
ゼンマイボックス付きの子供向けキャラクターモデルから、
ディプレイ重視のスケールモデルへの移行途中
で、
手頃な25~30センチサイズ、ヤマトなら1/1000スケールでの決定版は、
1978年当時は、まだ発売されていなかった。

タカラが発売した主力モデルは、1/1500スケール。
設定が400メートルなので、全長26.7センチ。
明らかにライバルは、仮想ヤマト1/1000スケール(26.5センチ)。

本来、“ARCADIA”(理想郷=「アケイディア」とも読む)のはずの綴りが、
“ALCADIA”になっちゃってるが、
大判元画像はこちら
ささ
1/1500スケール
●50mm大のハーロック人形つき←なぜかクリア成型
●砲塔2台が上下に可動します←旋回はしない
●点滅球取り付け可能(別売)
●クリアースタンドつき

未塗装の素組状態と、成型色の振り分けや、謎のパーツ構成については、
この記事と、この記事でご確認下さい。

お値段は同サイズ(25~30センチ級)のヤマト(当時価格500~600円)に比べると、
けっこうご立派な1000円。

タカラの用意した完成見本写真では、艦橋直上の水平レーダーが上下逆さまになっていて、
大判元画像はこちら
kiki
組立説明図の指定も、そのまま間違っている

キットの基本形状を変えることなく、無改造の塗装済完成品の写真は少なく、
いつもお世話になっている、じうこ氏のブログがせいぜい。
当然、水平レーダーは上下正しく接着されている。
じうこ

艦橋が高かったり、船尾楼(スターンキャッスル=船尾のキャビン)が大きめで、造形がオモチャっぽくはあるが、当時としては及第点で、しっかり「アルカディア号」している。

なぬ? 全景じゃなく、寄りの画が欲しい?

しかたないなあ、じゃあ、これでどうだ!
かでぃ
アレックス(アレクサンドル)・デュマ
(Alexandre Dumas ※ただし、『モンテ・クリスト伯』の著者と同名なので、仮名かも
というカナダ人モデラーの作例で、
傍ら(常に右側)に写っているのは、
デュマ氏がこのタカラのキットを参考に自作した、
1/1400スケール、28センチのガレージキット完成品
こここ
大判元画像はこちら

なぬ? 隣のガレージキットが邪魔? 単体でじっくり見たい?

しかたないなあ、じゃあ、これならどうだ!

いち
同じアレックス・デュマ氏が、単体で撮影したもの。
灯籠は2つを除いて取り外していて、各部のディテールアップもされており、
100%キットの素組ではないので、念のため。
にい
大判元画像はこちら

なぬぬ、単体はいいけど、画像が小さい?

パーツ欠品でよければ、こちらをご覧ください

こい

何を隠そう、私も草加の西友でこのプラモを買って作ったが、
このキットが発売された1978年当時は、
約30年も後になって、
もっと画稿に忠実な立体製品がお目見えするなど思いもよらず、

xxxx

そこそこ……いや、けっこう満足していたので、
その反動からか、
2006年の新世紀合金も、


2007年のスーパーメカニクスも、


2014年のハセガワの、くしくもタカラ版と同スケール表示のプラモも、


「なんか違う…」と感じてしまうのであった。


さて、アルカディア号からのイカつながり(?)で、

yokuzo

昨日の記事(恐怖!何匹いるの、ダイオウイカ?)の訂正で、
uissu
「訂正記事だョ!全員集合」の13弾。(連番なしの12弾はこちら

この記事を元に、
「鳥取県でダイオウイカが水揚げされたのは、2014年1月20日が初」
と書いたら、
サミュエルソンさんから、
「かつて鳥取県に漂着したダイオウイカが
鳥取県立博物館に展示されている」
----との情報をいただきました。

まあ、ニュースでは「水揚げ」で、「漂着」ではないってことなんだろうけど、
とにかく鳥取でダイオウイカが確認されたのは、今年が初めてではないので、ここに訂正しておきます。

それでは、今後も本ブログのダイオウイカ情報にご期待下さい。

…って、さすがにもうないよ!(たぶん)