こっちの方が、ずっといい!/それまくる話(65) | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

かなり(10年以上)前、
スター・トレック2 カーンの逆襲』(1982)の、

↑こちらはBlu-ray版の予告編。

DVDの特典映像で、

スター・トレック 2 カーンの逆襲 ディレクターズ・エディション 特別完全版 (2枚組) [DVD]
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン (2002-12-20)
売り上げランキング: 132,691

プロデューサーのハーブ・ベネットは語っていた。

「映画は最初、スポックの臨終で幕を閉じる構成だったが、
これがどうにも、ウケが悪い。
試写を見終わった観客は、一様に意気消沈。
劇場を後にする様子は、まるで葬式の参列だった。
ぺーす
そこで復活の可能性を示すエンディングを付け加えたところ、
こちらを見た観客の反応は、
打って変わって、みな満足げ。
意気揚々と引き上げていった」


ベネットのしめくくりの言葉は、

「こっちの方が、ずっといい!」
“It's more like it.”


これを前段として、
今日のテーマは、
「こっちの方が、ずっといい!」

事例その1:森星(もり・ひかり)

machiko

1月11日の「王様のブランチ」に、文字通り彗星のごとく、突如登場。
いや、厳密には、去年の11月にも出てたらしいが、
つぉし
あの、森泉の実妹だって!

妹の方が、ずっといい!

森泉っていえば、
*造形に失敗?して、縦に引き延ばされたみたいな印象と、

ちっこ
↑漫☆画太郎氏の描いた、激似の肖像画と共に。

宙に浮いたみたいな、失礼なしゃべり方
異色キャラのみが際立ち、
(もちろん、ブスじゃないけど)美人っていう認識じゃなかったと思う。

だけど妹は、正真正銘の美人だよ!

po-to

出るべくして、出て来たって感じ。

事例その2:石原さとみ

1月4日からオンエアされてる、このCM。


↑15秒でも、かなり危なっかしいが……


↑30秒では相当にグダグダ。
もはや何を言ってるのか、途中から聞き取れなくなる。

↓撮影は一苦労だったようだが。


とにかく、こんなCMじゃ、かえって逆効果なんでは…。

本田圭佑の英語は、「流暢」と報じられているが、
お世辞にもそうは思えないけど、
サッカー選手にしては、って意味では、それで全然かまわない。

だけど、スピードラーニングの台頭著しいこのご時世に、
こんなCMで、英会話学校の集客効果につながるのかね?

石原さとみ自身は器用な女優/タレントで、
ふだんなら起用(※「キヨウ」でシャレか!)に応えてしっかり結果を出すけれど、
さすがに今回ばかりは、荷が重すぎたようで。

他のCMの方が、ずっといい!



事例その3:Windows8

「よくこんな仕事で、『プロです』なんて言えるよな」
があらゆる業種、職種に蔓延している、今日この頃。

Windows8CMの、わざとらしさで塗り固められた作りに、
当然のことながら、非難集中!

よくこんなCMの企画が通って、
わざわざ役者を起用して、
それなりの体制で撮影、編集して、
堂々とテレビで流すよな。
誰か途中で止めろよ!


↑同僚までメガネでブスって、どういう世界観なのか…。
もしかしてコンセプトは、『ブスの惑星』ですか?


↑緊急呼び出しという「現実」に引き戻される前、こいつは誰に向かって、売り口上を述べ立てていたというのか?
そういや、「僕は特に不快感は覚えません」という人の、分析の的ハズレっぷりにもビックリ。
みんなをイラつかせてるのはそこじゃないし、それがわからないから、不快に感じないんだと思うぞ。


とにかくこのCMを見て、消費者の「よし、買おう!」に、つながったりするわけねえだろ!

これなら、一般人を謳いつつ、
それなりの人材に、素人を装い通させた疑惑の残る、



「あたしゃ」の方が、どれだけマシか!



マイクロソフトは、まさかこのCMのためだけに、他のタブレット用にOfficeを用意しないのではと勘ぐりたくなる。

「あたしゃ、買う理由が見つかりませんよ、こんなCMじゃ!」



おしまい。