できれば空調の効いた環境でお読みください。
今回は、この記事(アッセンブリーマニュアルの申し子達/究極のエンプラへの道〈9〉)の続きで、
amt/ERTL(アーテル)の、映画版エンプラ(U.S.S. ENTERPRISE)のキットの総ざらい。
1~3作目までのボックスは、すでに紹介済み。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-1-3](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/03/addicto/ba/03/j/o0430090112641315267.jpg?caw=800)
1作目“STAR TREK THE MOTION PICTURE”版(1979年製)
2作目“STAR TREK Ⅱ:THE WRATH OF KHAN”版(1982年製)
3作目“STAR TREK Ⅲ”版(1984年製)
4作目“STAR TREK Ⅳ:THE VOYAGE HOME”版(1986年製)
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-5](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/03/addicto/b5/47/j/o0430061212641313466.jpg?caw=800)
エンタープライズの絵柄は、1~3作目版のものをリサイクル。
認識番号末尾に“-A”を加筆して、黒一色だった背景を派手なものに一新。
キット内容は、「Ⅱ」「Ⅲ」版と同じ、「木目レンガ」バージョンで、
デカールのみ、認識番号が“NCC-1701”から“NCC-1701-A”に変更されている。
このA型は、「Ⅳ」劇中では、最後にちょっと出てくるだけなので、
※日本の模型店で見かけた記憶が全くありません。
(※個人の記憶・感想です)
5作目“STAR TREK Ⅴ:THE FINAL FRONTIER”版(1989年製)
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-yg](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/05/addicto/b1/27/j/o0430029712641333532.jpg?caw=800)
キット内容は、「Ⅳ」版とほぼ同様なれど、「Ⅴ」劇中で活躍(?)が顕著だった、
シャトルクラフトのパーツが、新規に追加されている。
6作目“STAR TREK ⅤⅠ:THE UNDISCOVERED COUNTRY”版(1991年製)
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-なぎ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/11/addicto/32/6c/j/o0430052812641573824.jpg?caw=800)
キット内容は「Ⅴ」版と同一で、単なる箱替え。
それが証拠に(?)、「Ⅵ」劇中には、キットに付属するシャトルクラフトは、一切出て来ない。
6作目版が発売された、この1991年は、スタートレック35周年だったので、記念版の、
SPECIAL EDITION WITH LIGHTS AND SOUND EFFECTS
(サウンド&電飾つき特別版)も発売された。
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-stre](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/05/addicto/91/b5/j/o0430029712641334733.jpg?caw=800)
箱の完成写真からは、電飾の内容は、うかがい知れないが、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ここ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/16/addicto/f4/df/j/o0430059612641844905.jpg?caw=800)
スタンドは、通常版から、頑丈に大型化されたものに変更されている。
このスタンドの中に、効果音を何パターンか発する電子回路やスピーカーを内蔵するキットで、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kuwa](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/17/addicto/e5/96/j/o0430109812641859976.jpg?caw=800)
この機構は、個人ではとうてい作り得ないだけに(※現在なら、どろぼうひげさんクラスなら自作できるようですが)、
とにかく、このサウンド回路のためだけに購入する価値はじゅうぶんにあった。
というわけで、後年に生活苦からヤフオクで手放すまで所有していたものの、電飾の内容は、あいにく覚えていない。
このバージョンを仕上げた人の、ビデオがありました。
ご参考までに。
このビデオでも確認できるが、なにしろ初版のスムージー「船体ツルツル」バージョン以外の「Ⅱ」以降の「レンガ木目」バージョンでは、まともな(劇中モデルに近い)エンプラに仕上げようがないので、結局私の個人プロジェクトは放置プレイで終わってしまった。
さて、このキットのスケール表示は、当初は1/535とされ、
最近は1/537となっているが、これはなぜか。
まず、映画版エンタープライズ(改装・改修型NCC-1701/NCC-1701-A・アルファ)の設定全長が、305メートルとキリが悪いところから話を始める。
なんでぴったり300メートルにしなかったのか。
より厳密には、304.8メートル。
![作家集団Addictoe オフィシャルブログ-sea](https://stat.ameba.jp/user_images/20130810/18/addicto/a6/9f/j/o0500050212641958003.jpg?caw=800)
元画像はこちら。
これできっかり、1000フィート。
スター・デストロイヤーの全長が1.6キロ(1600メートル)だが、
![$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-全景](https://stat.ameba.jp/user_images/20090915/01/addicto/c2/22/j/t02200160_0800058110253812979.jpg?caw=800)
厳密には1609.344メートル、
つまりきっかり1マイルなのと同様である。
さらにキット全長は、「22インチ(55.8センチ)強」(over 22”long)とされているが、
たぶんきっかり56センチで、当初の想定スケールは、1/550だったんだと思う。
1/535表示が好まれたのは、名作のTV版エンプラのスケールの1/635と、下2桁がそろうため。
近年はより厳密な測定と計算がなされ、同スケールのリライアントのキットともども、スケールは1/537に確定されている。
1/537 スタートレックシリーズ U.S.S. リライアント
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amt (2011-03-19)
売り上げランキング: 82,617
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と、今回は特にオチらしいオチもありませんが、気温が40度を越えていることもあり、地道なコツコツ執筆記事は、これぐらいでカンベンしてください。
おつきあいで読まれるあなたも、ご苦労様でした。