
もうすぐ終わってしまう(8/20まで!)ので、あわてて。

8/16に行ってきますた。
「宇宙エース」(1965-66)に始まり、

「マッハGoGoGo」(1967-68)


「ハクション大魔王」(1969-70)

「昆虫物語 みなしごハッチ」(1970-71)

「科学忍者隊ガッチャマン」(1972-74)




「新造人間キャシャーン」(1973-74)

「破裏拳ポリマー」(1974-75)
「宇宙の騎士テッカマン」(1975)
「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」(1977-79)




と、ここまでの展示の輝かしさに比べて、現在のタツノコ作品の覇気のなさと言ったら!
たとえば「宇宙エース」のスタッフを見てみると、

原作:吉田竜夫
企画:吉田健二、九里一平、天馬正人
プロデューサー:吉田健二、六郷晃生
脚本:丸山健二(吉田健二)、笹川浩(現・笹川ひろし)、天馬正人、九里一平、広瀬正、鳥海尽三、ほか
作画監督:笹川浩、木下敏治、吉田竜夫、 原征太郎、九里一平
SF考証:宇宙塵同人
キャラクターデザイン:九里一平
音楽:小森昭宏
演出:笹川浩、木下敏治、九里一平、 山内六生、山谷光和ほか
監督:笹川浩
----と、結局、当初の主要スタッフが、「ヤッターマン」まで続投だったことがわかる。
元々はそれぞれに成功したマンガ家3兄弟(長男が吉田竜夫、次男が吉田健二=ペンネーム丸山健二、三男が久里一平)に、
東映動画がアニメ製作を依頼。
しかし交渉は決裂。
↓東映動画は独自に「宇宙パトロールホッパ」(1965/左)を製作、

↑竜の子プロダクション(当時表記)は、独自に「宇宙エース」(右)を製作した。
それが契機で、自社でアニメ製作するようになった。
「他人に頼らず、自分たちでやる」という真のクリエイター精神が素晴らしい。
現在(いま)のタツノコに欠けてるのは、その気概だよ!
往事のタツノコ作品は、漫画、アニメを問わず、

とにかくバツグンに絵がうまかった!

内山まもるも、

在籍してたしね。
今回の展覧会では、作品そのものではなくプラモの箱絵ですが、

↑画像はあくまでも例としてネットでパクッたもので、展覧会のものとは異なります。
渡辺正美の作品が、目を惹いた。
この人、ウルトラマンとかだと、

ガッカリ感しか与えないが、

タツノコメカの線の少ないアニメデザインと、セル画向けの原色基調の色使いが、渡辺氏の単純明快な作風と絶妙にマッチしていた。
一時期はタツノコの専属だったそうな。
とはいえ、この「タツノコテン」、
「あと2日じゃ見に行けないぜ」
「また関東のイベントかよ!」
と、お嘆きの関西の皆さんに朗報です。

■50周年記念「タツノコプロテン」TATSUNOKO PRO.EXHIBITION
第2弾:阪神百貨店
(2012年8月22日から8月28日まで)
しかも入場料が、サイフにやさしい、東京展の半額だ!
1週間だけなので、お見逃しなく。