『ベルばら』浮遊感・補足/追悼・荒木伸吾〈その5〉 | アディクトリポート

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これの続き

前回、文字のみで「浮遊感」と表現した、荒木伸吾の設定画の立ちポーズに見られる、なんとなく中途半端な、地に足がついていない感じの、たたずまいについて。

しかたない(?)ので、資料を買い足ししましたよ。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-めーふ
アニメージュ 1979年9月号

これしか古本屋で見つかりませんでした。

まあ、見つかっただけでも奇跡ですね。

というのも、アニメ『ベルばら』って、放映当時は注目度が低かったため、
アニメ誌でも放映前しか取り上げられないことがほとんどだったから。

なにせ原作がブームになったのは、かれこれ7~8年も前で、
1974年に初演の宝塚版は、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-なんか
宝塚ファンにのみアピールしたり、

この79年の3月に公開された実写映画化が
ベルサイユのばら [DVD]/カトリオーナ・マッコール,バリー・ストークス,マーティン・ポッター

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思い切りガッカリだとかで、
原作ファンって、もはやマンガ『ベルばら』の他メディアへの移植に、何の期待も興味も抱いてないのが、1979年当時の実情だったから。


で、問題のオスカルの立ちポーズがこれ。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-たち

……これだけじゃ、わかりにくいですね。

では、頭身とコスチュームがほぼ共通な、安彦良和のシャア少佐(当時)との比較。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-かかく

同一キャラでないとダメですか?

しょうがないなあ。(何が?)
今回は特別だよ。(だから何が?)

機械伯爵
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-haku
↑左が荒木伸吾によるTV版『999』の機械伯爵。右が小松原一男による劇場版。

アンタレス
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-tarere
↑左が荒木伸吾によるTV版『999』。右が小松原一男による劇場版。

私の言わんとしていた「浮遊感」が、おわかりいただけますでしょうか?

と、ここまでで時間が来たので、たいへん短くて恐縮ですが、今日のところはここらへんでカンベンしてください。

さらにつづく。