「思ってたんと違う!」というセリフは、
M-1グランプリで、
「今年こそは優勝」と思っていた笑い飯の西田が、
↑画像はかろじて優勝した、オートバックスM-1グランプリ2010のもの。
向かって左が西田。
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伏兵のサンドウィッチマンか(2007)、
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NON STYLE(2008)に、
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優勝をさらわれた時(※ジジイなので、どちらだったかは失念しますた)の捨てゼリフですが、
はるか昔、かれこれ25年ほど前に、私も「思ってたんと違う!」と感じたことがありました。
それを思い出させてくれたのは、
この回で言及した、映画「シルバラード」。
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「シルバラード」は、当時の新聞広告で、題名を伏せた有料試写会が告知され、
監督がローレンス・カスダン(キャスダン)だと記されていたので、そこだけに期待して、タイトルもわからないままに、先行上映を観に行った。
この時期の西部劇再生の動きで思い出されるのは、
クリント・イーストウッドの「ペイルライダー」(1985)
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この1985年には、『帝国の逆襲』と『ジェダイの復讐』2本立てオールナイトというのが新宿であって、
↑このオールナイト直後に、各地で日中興行もありました。
並んでも良い席が取れるかわからず、同じ館で昼に上映されている『レディホーク』(1985)の
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最終上映を観て、スカスカの席から特等席を選び、清掃でどかされないように、「次の回のオールナイトで戻って来ます」のメモを置いて、案の定長い列ができているところに並びながらも、無事に特等席で鑑賞できた。
んでもって、『レディホーク』の時にかかっていた予告編が、『ペイルライダー』だった。
予告では軽快な音楽に乗って、
↑私の見た予告編は、これとは(音楽は同じでも)構成が異なりましたが、イーストウッドが馬に乗ったまま、相手が拾おうとしている銃を地面から何度も狙い撃ちして弾き続ける場面が印象的で、
「これは面白そうだぞ!」
と期待し、
公開中にワクワクしながら観に行った。
と・こ・ろ・が……。
『ペイルライダー』本編をご覧になった方ならおわかりのように、
そのトーンは全編にわたり、予告編とは全く異なる、乾いた冷徹さで貫かれ、
まるで別物の作品だった。
もちろんイーストウッド作品だから、破綻なくそれなりの水準は保っており、つまらなくはなかったが、とにかく予告編の印象が強すぎて、
「思ってたんと違う!」(=だまされた!)
というのが実感だった。
おしまい