↑やっぱり実際に見ないと真価は伝わらないので、ぜひ直接お出かけくださいませ～！
タイミングを逃しましたが、
今日こそ世間騒然の、この話題。
au（KDDI）から、iPhone発売！
※画像はイメージです。
この記事より。
（※今回は転載しませんので、直接リンク先でお読みください）
本ブログでは、この話題（auから、iPhone出るの？）に最後に触れたのは、今年の２月27日。
その時の結論は、
「ないと思います！」
だった。
しかも私は、ＩＤＯ時代からのau／KDDIユーザーのくせに、
ようやくiPhoneを買えるようになる直前の、先月８月５日に、スマホデビューしてしまったばかりなのであった。
AQUOS PHONE IS12SH
まあその時の機種選択の基準は、
「どうせなら、iPhoneにはない機能がついていること」
で、この IS12SHは、
＊メガネなしで３D（立体）映像が見られて、
＊ツインカメラで、３Dの静止画と動画（ハイビジョン）撮影が可能。
＊3D動画は、YouTube3D（yt3d）に投稿可能。
＊２D写真やワンセグ番組も、簡易３D変換で観ることができる。
ということで、後悔はしていない。
もっとも、それらの機能をフルに使っているわけではないけれど。
YouTubeの高画質動画も、ほとんどもたつくことなく再生でき、これはauのつながりやすさこそだと思われ、そこらへんにも満足してる。
話をauのiPhone発売に戻すと、
2007年の初代は、
日本の通信方式に対応していなかったため、どこからも発売されず、
2008年にiPhone 3Gが発売されても、
通信方式がドコモとソフトバンク用だったので、
蚊帳の外のauは、
「そもそもiPhone発売がムリでもあり、だったらスマホも興味なし」
ってかまえだった。
で、この選択がよろしくなく、後々響いてくる。
ドコモは
「ウチから、iPhone、出るかもですよ」
とフライング発言してアップルの不興を買い、
契約はソフトバンクに持ってかれた。
発売は2008年7月11日。
そのためドコモは、さすがにヤバイと、iPhone対抗スマホをなんとか準備、
それが渡辺謙やダース・ベイダーのCMで、それでもようやく、2010年5月から。
iPhone 3GS が、
2009年6月26日に発売された、ほぼ１年後で、
翌月の2010年6月24日には、
iPhone 4 が発売された。
「なんでauユーザーってだけで、スマホが使えねえんだよ！」
ってことで、ナウでトレンディ（※どちらも死語）な若者は、
みんなソフトバンクのiPhone 4に引っ越してしまい、
ケツに火がついたauは、
ようやくレディー・ガガで、
「スマホ（アンドロイド端末）、始めました」宣言。
発表第１弾は、2010年10月。遅い……。
当然、打倒iPhoneなので、
＊ウチならつながりやすい
＊Flashも動く
と、iPhoneの弱点を突くネガティブキャンペーンを、
嵐を起用して、2011年の1月末から開始。
そしたらですよ、今回のiPhone発売のために、KDDIはアップルへの献身ぶりを示すため、
9月8日の人事異動で、このネガティブキャンペーンを担当したマーケティング本部長が突然子会社に転出させられた。
はあ、アホか？
よーく考えれば、これがいかにヘンなことかわかる。
たとえば、ルーカスフィルムの本拠地、スカイウォーカー・ランチの食堂では、
それまでソフトドリンクはコカ・コーラだったのに、
1997年の〈特別篇〉から、ペプシコーラと宣伝キャンペーンで組むことになり、
それを機に、一斉にペプシコーラに変更になった。
この変更は、別におかしくもなんともない。
ビジネスとはそういうものだ。
だけどそれと同時に、以前にコカ・コーラを食堂に供していた調達係が、うんとさかのぼってそれを落ち度にあげつらわれて、クビになったりするだろうか？
「お前、今度ペプシに変更になったのに、その前にコカ・コーラを仕入れてたよな？」って。
そんなことになったら、不当解雇で訴えられるよ！
誰も未来のことなんか予測できないから、現状でベストを尽くすしかなく、ネガティブキャンペーンの仕掛け人は、その時点でのauの置かれた状況の中で、やれる精一杯のことをしたまでのこと。
それにFlashが効かないのは、たしかにアップルの仕様だけど、つながりにくいのはソフトバンクのインフラの問題で、別にアップルに牙をむいてるわけじゃないじゃん！
また見方を変えれば、「ネガティブキャンペーンも、さして功を奏さなかった」という過程があってこその、いよいよiPhone導入やむなしという結論なら、（実際には水面下でのアップルとの交渉は１年半前からあったにせよ、それがキャンペーン担当者に周知されていなかったであろうことまで含めて）、あのCMは通らなくてはいけない道だったかもしれないではないか。
それは会社に対する落ち度ではなく、殊勲ととらえるべきもののはずである。
少なくとも自分は、後から過去のことを蒸し返されて、予想だにしない仕打ちをされかねない、au／KDDIみたいな会社には、おっかなくて勤められないね。
今回の報道で、ソフトバンクの株は大暴落。
一方で
※修正（9/24/20:00）
22日、寄り付きの東京株式市場でＫＤＤＩが急伸し、年初来高値を更新。
この流れから、「とにかくiPhoneでなくては、スマホにあらず」と言うことで、早晩ドコモも参入し、そしたら今度は、KDDIの株が暴落するとみた。
そしてほくそ笑むのは、世界でアップルただ１社。
お後がよろしいようで～。