本来は、
松本零士インタビュー/オタクUSA掲載分
の続きのはずでしたが、
より緊急性のある記事に差し替えました。
3月11日に端を発する東日本大震災については、海外からもお気遣いのメールをいただき、「こっちに来れば?」と提案してくださる方までいて、メールやネットの時代のありがたみを感じました。
また、首都圏近くや災害地での、交通網の不便さ、「徒歩で帰宅」とか、「お金がない」「食べ物や飲み物に事欠く」状況は、私にとっては事実上の失業状態が長年にわたって続いていて、地震前からの変わらぬ現実です。
知りあいに福島にお住まいの方がいて、津波による壊滅状況は、爆撃以上だとうかがいました。
爆撃なら、爆弾投下の隙間に、被害を受ける前のままの状態が残りますが、津波は容赦なく根こそぎ破壊しています。
福島と言えば、加えて原子炉事故。
くりかえしますが、これだけは、予測できたのに何の手も打たなかった人災ですから、事態が収束したら一件落着とはなりません。
責任の追及をしなければなりません。
また、菅直人現政権を、あれこれ取り沙汰するのは、この非常時にはいかがなものかと。
なぜなら、原子炉事故の元を正せば、長期自民党政権下での、「なあなあの、なれの果て」として起きているわけで、民主党の現政権は、それこそ事業仕分け等で、その長年にたまったひずみの修正に取り組んでいたわけで、いわば尻ぬぐいのとばっちりで、このことだけに限れば、責任は自民党にあって、民主党にはないわけです。
言っても意味のないことをいう余力があるなら、もっと他のところに目を向けるべきかと思います。
さて、そういう「自分にできる何か」の一環として、岡プロさんと
POOH熊谷さんが発起人になって、
ボール・ジョイント・プロジェクトというのが、立ち上がったそうです。
<趣旨>
このプロジェクトは、東北地方太平洋沖地震で被災された皆様へ、一日も早く元気を取り戻していただきたいと言う思いの下、模型雑誌各誌の新旧ライター陣が、模型誌の枠を超え、今自分たちにできることをしたいと結集いたしました。
私たちは、全国にいるたくさんのファンの皆様に支えられてきました。もちろんこの度被災された皆様の中にも大勢いらっしゃるはず。今こそその恩返しをするとき。
参加していただいたライターさん達それぞれの渾身の模型完成作品をチャリティオークションに出品し、その収益金を日本赤十字社に寄付し、被災地のために使っていただく事にいたしました。
と同時にご覧の皆さんが、これをきっかけにして、自分の特技を生かしてできることは何か、小さな事でも何かやってみようかと頭をひねってもらえるとありがたいと思っています。
発起人:岡 正信 POOH熊谷
そしてこの参加者の中に、ヤタさんと、彼の超絶作品があります。
アタック・クルーザー
コルドバ
ウォーカーギャリア
その他の出品作品はこちらで。
本プロジェクトの代表ページはこちら。
さて、最後にプロジェクトの主催者にお願いがあります。
*作品のサイズを明記していただきたい。
ネットで写真だけで見ると巨大な作品に見えますが、そこが模型のすごいところで、実物はびっくりするほど小さい。
ですが、落札する人には、それを気づかず、送られて来た実物の小ささに、ガッカリしてしまう人もいるかと思います。
そういう気持ちの行き違いが起こりうると予想される限り、事前に予防策を立てておくべきだと思います。
*ヤフオクは、落札額の5パーセントを徴収します。
普段はこれで良いですが、今回のようなチャリティの場合、ヤフーがせしめる徴収額って、何なんでしょうね?
高額落札が続出するほど、出品者の負担になりかねません。
そんなわけで、主催者の皆さんが寄付額に充てる中から、この徴収額を差し引いていただき、絶対に自分たちで負担しないで欲しいと思います。
オークションシステムの矛盾を、善意の発起人が、かぶらないでいただきたい。
こういう非常時とはいえ、我が子に等しい作品を手放すだけでも、相当な心理的ダメージなはずです。
この上更に、経済的負担を強いるべきではありませんから。
って、このページを見てくれているかはわからないから、直接伝えることにしようっと。