生頼範義のSW(5)/徳間書店の活躍 | アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

1作目でメイン版権を取得した角川書店にかわり、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ssss
↑1作目ノベライズのハードカバー(左」)は、1977年中に、文庫版(右)は1978年刊行。
もちろんどちらも角川書店。

2作目「帝国の逆襲」で第一出版権を獲得したのは、徳間書店。

徳間書店は、ジョージ・ルーカスに生頼範義を紹介した出版社だっただけに、(もう一社のサンリオは、80年にはこの事業からほぼ撤収。サンリオSF文庫〈1978年~1987年〉には「侵略の惑星」は未収録)「帝国」映画ポスターに生頼が起用されたからには、意地でも版権を取得したかったと推察される。

というのも、映画雑誌に生頼アートが使われるのはしかたないとして、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-キネマ旬報
↑キネマ旬報1980年7月上旬号。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ひょうし
「スターログ」NO.21 1980年7月号


ノベライズ(小説版)の表紙が生頼アートで、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-のべら
徳間書店以外の他社から出たりしては、たまらない。

そこで徳間書店はがんばって、「帝国」のメイン出版権を取得。
ホントいうと、1作目の関連グッズ事業はのきなみ赤字で、業者がこぞって撤退したってのもあるけど。

2年前の「スペースSF映画の本」と同じ、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-koreda
「タウンムック」というくくりで、これを出し、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-たうんむく

児童誌テレビランドのくくりで、この3冊
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-こみっkす
↑マーベルコミックスの翻訳版。訳者は景山民夫ですよ!
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-わんぱっく
↑テレビランドワンパック帝国の逆襲図鑑
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ずかん
↑テレビランド増刊デラックスカラーブック帝国の逆襲特集号


こうした中に、かくれSW本がある。
それが、生頼範義イラストレーション
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ばんど
↓限定500部の上製本もあったようです
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-いらっしゅと

ここには、帝国ポスターの下絵ももちろん、初出の際には折り込み口絵だったため、縦線やロゴで原画が遮られたこの2枚も、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-くちえ
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-きたい
サイズこそ小さいが、きれいに(縦線なしで)再録されている。
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ひろい
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-くすみ
「侵略の惑星」イラストは、にじみや色のくすみが激しいが、こちらの表紙裏には、
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-たうんむく
明るく、細部も読み取れる形で掲載。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-くすみ

1983年の「ジェダイの復讐(当時邦題)」では、出版の一次選択権は再び角川に移り、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-じぇだい
徳間はやむなく?、唯一の持ちゴマ、「帝国」を文庫化したのみ。
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ぶんこ

というわけで、徳間書店がSWに生頼範義を導く役割は1980年でほぼ終わったが、これ以降も生頼氏とSWのコラボは続いていく。

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