![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-まんが](https://stat.ameba.jp/user_images/20100713/21/addicto/4b/b8/j/t02200312_0452064010637928861.jpg?caw=800)
「エピソード3 シスの復讐」(2005)のプロモーションに、(デジタル)アニメーションディレクターのロブ・コールマンが来日した時、
![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ko-^rumann](https://stat.ameba.jp/user_images/20100713/21/addicto/a8/82/j/t02200162_0434031910637945784.jpg?caw=800)
↑2009年1月23日の講演中のコールマン。貫禄がつきましたな。
実物と見分けがつかない「3」のR2-D2のCG画像を見せてくれて、
![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-hhhh](https://stat.ameba.jp/user_images/20100713/21/addicto/55/74/j/t02200105_0800038310637965965.jpg?caw=800)
↑「3」劇中のR2-D2。スーパー・バトルドロイドとさえ、互角に渡り合う。
誇らしげに、「ホンモノを立体スキャンしたからデータは寸分違わず、ホンモノに見えて当たり前」と得意満面だった。
それでこちらが、「3Dスキャナは、ジェントル・ジャイアント(・スタジオ)社(GG)のやつですか?」と訊くと、それまでの笑顔が凍りつき、「……あそこも、良いスキャナを持ってるよね」とお茶を濁した。
当時(そして今でも)、ILMには、1メートル以上の大きさの物体を立体スキャンできる装置はなく、必要な時はGGから借りるか、
![オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-sukyann](https://stat.ameba.jp/user_images/20100713/21/addicto/1d/78/j/t02200164_0281021010637978644.jpg?caw=800)
![オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-suktann](https://stat.ameba.jp/user_images/20100713/21/addicto/cd/9f/j/t02200179_0281022910637978645.jpg?caw=800)
↑GG社は2002年にはすでに、手持ち3Dレーザースキャナの、ファストスキャンまで所有していた。
それを借りてAT-ATやファルコンのプロップを立体読み取り作業中の、ILMのドン・ビーズ。
反対に1メートル以下の別物で代用するしかない。
だから「エピソード2」(2002)のスレーブ1(Slave I)のCGモデルって、
![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-sure-bu](https://stat.ameba.jp/user_images/20100714/05/addicto/85/9e/j/t02200250_0440050010638488069.jpg?caw=800)
「帝国の逆襲」の撮影用モデルを
![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-すれれ](https://stat.ameba.jp/user_images/20100714/05/addicto/3e/29/j/t02200095_0800034710638488790.jpg?caw=800)
スキャンしたんじゃなくて、
市販のMPCのプラモデルを素組したものを
![オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-はこ](https://stat.ameba.jp/user_images/20100714/10/addicto/fd/bd/j/t02200129_0427025110638668070.jpg?caw=800)
![オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-きっと](https://stat.ameba.jp/user_images/20100714/10/addicto/71/be/j/t02200111_0800040310638668071.jpg?caw=800)
スキャンしたデータが元になっている。
なので、「エピソード2」劇中そのままのスレーブ1をプラモデルにするんなら、スケールはともかく、形やディテールは、MPCのプラモのままにするべきだという悲しい事実。
![$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-ふぁいん](https://stat.ameba.jp/user_images/20100714/10/addicto/a2/bf/j/t02200145_0550036210638675213.jpg?caw=800)
↑というわけで、ファインモールドのスレーブ1(ジャンゴ・フェット版)は、供給データに忠実ならば、MPCキットのブローアップ(拡大)版でしかありえないのです。
そしてまた同じ悲劇が、ブロッケード・ランナーでもくり返されたというわけです。
世の中では、「スレーブ1やブロッケード・ランナーのCGデータが、映画撮影用の実物プロップからでなく、模型や玩具からなのは、撮影モデルが展覧会で出払っていたため」という、まことしやかなデマが流れているが、手元にあったところで、どのみち巨大な模型は、ILMではスキャンしきれなかったんですよ。
最後にブロッケード・ランナー(防衛線を果敢に突破する船、の意)の船名Tantive IVを、
タンティブ4(タンティヴ4)
ではなく、
タンティヴィー4
としてるのは、
tentative(テンタティヴ/仮の、あやふやな)という単語はあるが、Tantiveというのは造語なのと、ラジオドラマでは、タンティヴではなくタンティヴィーと呼んでるから。
というわけで、まともな立体製品に恵まれない悲運の船、ブロッケード・ランナーでしたが、超絶SWモデラー四天王の一人、ROKUGENさんのブログで、フルスクラッチで製作が進行中なので、皆様もぜひご覧ください。
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