プリンセスと魔法のキス | アディクトリポート

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ディズニー久々の2D、つまり手描きアニメで、監督は「リトル・マーメイド」(1989)や
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「アラジン」(1992)の
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ジョン・マスカーとロン・クレメンツ。

なので、そうした2作のような質とノリが久々に味わえると期待したが……なかなかそううまくはいかなかったようで。

二人の共同監督が長年新作を作らなかったのは、ディズニーが手描きアニメを駆逐して、全てのアニメを3D(=画面に縦・横・斜めの3次元情報がある)CGに移行すると方針転換したからだけ……ではないと思う。

自分の中に、ふつふつと沸き上がる創作欲求があったなら、会社の体制がどうのこうのなんて言わずに、どこかで2D手描きアニメを発表できる体制を探したのではないか。

そんなこんなで、技術的にはぐうの音も出ないほど圧巻で、
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さすがに高い完成度の仕事を納品したとは思うけど、「何が何でもこの1作」とか「どうしてもなくてはならない作品」だとか、「満を持しての渾身の1作」だとは思わない。

「何言ってんの? そんなのを期待する方が見当違いでしょ?」
と思われるかも知れませんが、私は「リトル・マーメイド」の存在が、当時のディズニーにとって、どれだけ革新だったかを思い知っているから、安定と盤石の基盤にのさばって、これまで作品を作らなくても(二人共に、「ヘラクレス・97」「トレジャープラネット・2002」以来7年ぶりの新作)暮らしていけた状態からでは、やっぱりそういうものは出てこないのかなあと、どうしてもガッカリしてしまいます。

「リトル・マーメイド」の時にはディズニーの体制はガタガタで作画もつたなく、日本公開の状況もなかなかひどかった。
公開はアメリカ本国から2年も遅れ、吹き替えはボロボロ。
(再公開の時に歌だけやり直されたので、最初のトホホバージョンは現在封印されている)

だけど現在25歳から30歳あたりの女性なら、ビデオで何度もお気に入りで見ていて、そのトホホ吹き替えの歌詞で歌えたりするんだよね。

今回の「プリンセスと魔法のキス」に、そういう魔法(長い寿命)があるとは、私には思えない。
違いの要素に、音楽が誰かって言うのもあるんでしょうね。
作曲のアラン・メンケンと、作詞のハワード・アシュマンのコンビね。
アシュマンが亡くなってから、メンケンも精彩を欠いてしまったが。

創作動機とミュージカルについては、「NINE(ナイン)」でもまた、解説したいと思います。

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