画竜点睛を欠くキャラクターエイジ3 | アディクトリポート

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中年読者の「こういう本を待っていたんだよ!」という声が聞こえてきそうな、Cnaracter AGE(以下「キャラクターエイジ」)。

↓オーソドックスな創刊1号。
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-1号

↓SF戦車ではやくも暴走する2号。

$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-やり2

8月末に発売された、3号の秘密基地特集も、各界から絶賛の嵐。
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-5号

「昔のホビージャパンの素朴さと一途さが思い出される」
「題材の選定がツボ。ひさしぶりに秘密基地プラモを作りたくなった」
----等々。

たしかに「キャラクターエイジ」の目のつけどころは、スルドイとは思う。
昔の模型誌(といっても、20~30年前は83年の夏までは、ホビージャパンしかなかったが)って、思えばこんなのばっかり特集してた。
それがいつのまにか、なまめかしい女性フィギュアが主流になって……。

なので、40代以上のオジサン向け専門誌の登場となり、それなりに濃くて充実した中身が、号を重ねるごとにますます濃くなっていったわけだが……

こと3号に関する限り、私には不満ばかりがたまる仕上がりでした。

まあ、自分の場合、刷り込みとか、事前の期待が大きすぎたってのは否めませんが……。

どろぼうひげさんが、2号のミニディオラマ2点(現在はスターケースに展示中)に続き、
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-よう
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-あた

この3号でも作例を担当、というのは聞いていたんです。
発売までは口止めされてましたが、密かにどのキットを料理するかと、その中からいくつかの「要素」の完成画像も見させていただいてました。

で、これがその写真なんですけど、(そしてこれは知らない人にしかクイズになりませんけど=あたりまえ)、たとえば、このファルコン(クリックで拡大。私のブログの写真はみんなそうなってます)、大きさはどれぐらいだと思いますか?
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-レベル


ちなみにこちらは、同じどろぼうひげさんが以前に作られた、ファインモールドの1/72キットで、全長は43.8センチあります。
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-1/48

正解は(そして元のキットは)、こんなもんなんです!
まさに手のひらサイズ!
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-てのひら
↓もともとは船体上下にレーダー、砲塔のたった4パーツ構成のスナップ(接着剤不要のはめ合わせ)キット。

オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-元

作例に使用したキットはレベルベース(反乱軍基地)といって、
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-reberu
このファルコン以外にもーーーー
Xウイング、
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-やりえく
Yウイング、
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-ワイ
スノースピーダー、
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-やりすの
マグロみたいな形状から、「ツナシップ」とあだ名された輸送船
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-rebetora
がセットされた、豪華なキットです。

もっとも、Yウイングなんかは、「どこがYウイングやねん!」なできで、使い物になりませんけど。
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-全景
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-ワイ接写
↑こちらはキットをストレートに組んで、塗装しただけの作例。
下の写真の、Yウイングらしき物体に注目!

話は若干それたが、とにかくファルコン単体でもこれだけの超絶な出来なんだから、完成した全体像は、それはすさまじいものになるに違いないと、期待は高まりました。

いよいよ発売日。

模型誌に革命が起こるぞ!

ワクワクしながら本屋に向かい、買う前にパラパラと中身を確認する。
なかなか、どろぼうひげさんの作例に行き着かない。
ようやく出てきた!
1ページ目。
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-1ページ
……ま、まあ、これは序の口だから。中身に期待期待っと!
次のページの見開き。
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-mihiraskli
……見開きページの意味がない。
これならトビラのページの方がずっとよかった!
まさかこれだけで終わりってことはないよな。
よ……よし、次のページに期待しよう!
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-ひゅい
……もはや見開き構成は、完全に放棄されている。
期待の意識がそがれたまま、最後のページをめくると案の定……。
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-最後

なんなんだ、この無駄で素材が全く生きない誌面構成は?
6ページも費やしながら、このブログの一番上に掲げた、ファルコンの写真1枚のインパクトにも及ばないとは!
最高級の食材を台無しにして、全く生かさないなんて、まさに「愛のエプロン」状態!




いったん気になり出すと、あそこもダメ、ここも気にいらないと、キリがなくなってしまうので、グチや文句はこれぐらいにして、皆さんは、どろぼうひげさんのブログで、この作例の真価を存分に味わい尽くしましょう。

また来る10月11日の日曜日には、四谷で作例展示会も開催されるそうですので、お近くの方はお見逃しなく。

どろぼうひげさんはもちろん、並み居る超絶モデラーの作品が一同に会するみたいですよ!

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