小学生の頃、わたしは学校での
図工の時間が最初、いやでいやでたまらなかったことを思い出しました。
ある日、先生がこう言いました。
「さぁ、ウサギを描こうね〜」
教室からみんなで、ウサギ小屋まで降りていき
それぞれがじぶんの思うウサギを描く時間。
描くこと自体は好きで、夢中になって描いていました。
それを見た、先生がわたしにひと言。
「あらららら、、、、ウサギはこんな色ですか?
もうちょっとよく観察して観なさい。」
その時わたしは、ウサギを青い色で塗りつぶしていました。
え???
もうちょっと観察ってなんで???
わたしには、ウサギが風を切って
自由にぴょんぴょんはねる様子が
爽快で、とても自由に見えて
自分のなかでは
自由の色、青色にみえました。
感覚を頼りに、青いウサギを描いていたんですね。
それを否定された時、
最初は意味がわからず
でも、青色のほかに
わたしのなかでは何色も当てはまらず
そのままにしていたら
また先生がやってきて、
「他のお友達をみてみなさい」と
いいました。
他のお友達は、しろとかグレーとか
茶色に塗っていました。
それをみて、わたしは自分が恥ずかしくなりました。
わたしだけこんな色にしてた!!!って...。
その後、こんなこともありました。
教室を出て、校舎の風景を描く時間。
わたしは、空のいろを
紫色にぬりました。
なんとなく、じぶんのなかで感じた色が
紫色だったから。実際にみえたいろではなくて
感じたいろだったのだと思います。
だから、素直に紫色にぬりました。
すると、先生はこう言いました。
「あらあああ、、、、、、
紫色のお空はありますか???
お空は青色ですよね。」
えええええーーーー!!!!
そうなんだ、、、、
その後、わたしは図工の時間になると
まわりのクラスメイトたちがどうやっているのか
人の目を気にして表現するようになりました。
それ以来、どんどんじぶんがわからなくなりました。
そして、自分を表現するのをやめることにしました。
その後、たまたまですが、母親が
近所に住まれていた
東京芸術大学卒業の方のもとへ
わたしを絵画教室へ連れて行ってくれました。
そこでは、いつもテーマもなくて
好きなように思うまま
自由に描いていくことができました。
色とあそび、とらわれず
感じたままを
ただ素直に描いていく。
その時間だけが、唯一
本来のわたし自身を表現して
発散することができる
安全基地みたいになりました。
もしも、学校の図工の時間だけで終わっていたら
アートのことは大っ嫌いのままで
アートが人に与えてくれる素晴らしさにも気づかぬまま
いま、このお仕事はしてなかったのかもしれません。
いま、こうやって振り返ってみると
人を癒したり
本来のその人が持っている潜在能力を引き出したり
そんなアートの持つ絶大なパワーに触れた
最初のできごとは
この、絵画教室でのことだったのだなぁと思います。
そして、いま、アートの街ニューヨークで
アーティストたちに囲まれ
夫もアーティストで
わたしもアートセラピーというお仕事をとおして
アートが人に与える底知れぬ可能性を
とことん体験し
学び
目の当たりにしています。
過去のできごとの中には
宝物が隠されていますね。
多種多様な人たちが隣り合わせに乗っている
ニューヨークの地下鉄に揺られながら
ふと、そんなことを思った一日でした。
今日もステキな一日をお過ごしくださいませ
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