iPhoneの標準カメラレンズは28mm(35mm換算)である。
なぜ28mmなんだろう。
と、疑問に思ったので調べてみると、
28㎜の画角は75度になり、多用途性、様々な場面において使い勝手がよく、ストリートフォトのような用途に適している。そして、もう一つの理由がiPhone内のカメラセンサーのサイズが小さいので28mmになってしまうとのことだ。
ストリートフォトに適しているという点でいうと、確かに28mmのレンズは多くのコンパクトカメラに使われている。
その例として、ミノルタTC-1に装備されていたG-ロッコールは28mmだった。このレンズはとにかく描写は素晴らしい。何を撮っても絵になる作品になる。シャープだし、周辺光量がかなり落ちるのもあってそれはそれで味のある写りになる。このレンズは28㎜ f3.5というレンズなので、このレンズのことを考えると、良いレンズはかならずしも小さいF値のレンズであるとは言えない。
そして、ミノルタの流れを汲むソニーのレンズ。Gレンズ、GMレンズはそれなりにすごいのだろう。とはいえ、TC-1が発売されたのは1994年。レンズはどのように進化したのだろうか。あるいはG-ロッコールは今時のレンズと比較してもまだハイレベルになるのだろうか。
じゃあ、試してやろうと思い、ソニー 28mm f/2という無印レンズを買ってみた。このレンズの他にも候補はあった。24mm f2.8 Gであるとか。だが28mmに拘りたかったのでそちらにした。
これな、なかなか良い。
絞り開放で撮影してみるとしっかり背景がぼけてくれる。α7CIIに取り付けて撮影してみるとしっかりとボケてくれるし、開放から中心部分はそこそこシャープ。それはまあいい。ところがだ。f3.5まで絞っても周辺光量が失われない。しっかりと絵になってくれる。開放で撮影した場合ではボケが強すぎて光量落ちが目立たないけれども、f3.5なら中心部分がよりシャープで、それと同時に、背景がそれほどボケていないが柔らかなボケ方をする。
日中の明るいところで撮影してみると、周辺減光がf3.5でも少し残る。ただ、G-ロッコールのような印象的な写りはしない。色の調整でなんとかなるのだろうか。
ただ、長所としては、部屋の中で、たとえば料理を撮影したり、動画をを撮影したりするのには最適なレンズだと思う。
安いし。
短所としてはボケが綺麗じゃないとか雑っぽいとかはあるかもしれんけど、この値段だからね。


