2011年製Volvo XC70 3.2 AWD。
その前に乗っていた1993年製Volvo 940セダンの故障が頻発し、ほぼ毎月1000ドルの出費がかさみ、修理屋から戻ってきてもまたすぐに故障、という状態を繰り返していたので、さすがに仕事にも支障をきたすようになった。限界が来たなと思い、探してなんとか買えそうなものを見つけた、それがXC70だった。2020年10月のことだった。
それまで古い車ばかり乗っていて新しいクルマというものがどういうものか全く知らなかった自分にとっては、なんだか未来の車に乗ったような気分だった。両サイドの死角にある車を検知する機能など。しかも内装は革張り、サンルーフ付き。正直、自分には贅沢すぎる車だと思った。
しかし不思議なもので、最新の車だと思っていても、新たに車がどんどん生み出せれていくにつれて、どんどんXC70が古くどんくさい車に思えてきたのも事実。
四日前の土曜日のことだった。仕事に行って、職場の駐車場に車を停める直前” Battery Charging Failure, Urgent!!"という表示が出た。つまり走っていてもバッテリーに電気が供給されていない。オルタネーターかバッテリー本体の劣化が問題。そして仕事を終えてもう少しで家につくという直前に全てのセンサーや内部電気系統が働かずパワステさえも効かなくり、そこでちょうど自宅二到着した。
昨年、燃料ポンプ、エアコンのシステムを全交換して日本円にして100万円以上修理に費やした。そして今回の故障。
心が折れてしまった。
普段釣りには5時間かけてノースカロライナの山に行く。5時間の運転に対して安心、安全が確保できないのであれば、その車は乗るべきではないのだ。そして、今回、修理したとして、昨年のような大修理が今後も起こってこないとは限らないのだ。
自分としては、XC70は乗りつぶした。これ以上お金をかけるつもりはない。
2020年にこの車を買ったとき、まだ給料は低かったのだが無理してかった。その直後、アパラチア山脈の川に釣りに出かけた。その前の車940セダンは2.4L ターボ付き、XC70は3.2L。燃費がXC70のほうが良くて早さも10Km/hほど速く巡航できるので6時間のかかっていたところが5時間で現地に行けるようになった。
ルーフラックを載せて上にキャンプ道具を積めるようにしたことで、個性的になっただけでなく釣具も整理して十分な積載量を確保し快適だった。
99000マイルで買って、現在の走行距離は143500マイル。一年1万マイル乗ったことになる。翌々考えると143500マイル、キロに換算すると230940キロ。そういえば、日本で乗っていた940GL Estateもそれぐらいで動かなくなったな。寿命だったんだ。改めてそう思う。
諦めた。もう別れるときがきたのだ。ただ、感謝しかない。少なくともこのXC70を乗っていなければ何度もCherokeeに釣りにいくこともなかっただろう。
幸い、こんな車でも欲しいという人が出てきた。見方を変えれば単にオルタネーターが壊れただけで、それさえ直せばまだまだ乗れると考えてのことだそうだ。下取りに出した際の見積もりと同額で売った。アメリカ人の車に対する考え方がわかったような気がした。



お別れの写真も撮った。これが昨日のこと。良い車だった。大好きな車だった。でも、ここでお別れ。
今日、次の車が納車された。それは次のブログで。