ソニーα7Riiを買って以来、普段使いの標準レンズをどれにするか決めかねている。純正のレンズを一つぐらい買ってもいいのだが、フィルムカメラを使っていたときのレンズがやたらとあるのでアダプターをつけてそれなりに使っているのが現状。そんななか、ふと、棚に並べてあるレンズのうち目に止まったレンズがあった。ミノルタMDロッコール 45mm F2。
いわゆる”パンケーキレンズ”に分類されるもので、コンパクト。
ただ、今まで手にしてこなかったのは5枚絞りでありあまり綺麗なボケを得られると思っていなかったからである。ふと手に取ってα7RIIに取り付けてみてテスト撮影をしてみたところ、げっ、と驚いてしまった。
なにげなく乱雑な机上を撮ってみた。フォーカスは真ん中左にあるレンズに合わせた。
ん?なに?
拡大してみると、
シャープでレンズ筒の質感がしっかりと写されている。このレンズすごくね?と。
とういうわけで今日、さらに少し使ってみた。
車ボディの質感がよく出てるなぁと。
職場の植え込みにある植物の葉を撮ってみた。なんともシャープ。ボケもそんなに不自然じゃあないと思う。
調べてみると、このレンズが発売されたのは1977-78年頃。5群6枚の構成。といわれてもレンズの構造がどうこう言われてもよくわからないのであるが、MDロッコール50mm f1.4よりも抜けが良いと思うし、50mm F1.7よりもシャープだとは思う。このレンズ、ジャンクやオークションでも千円や二千円程度で見つけられるレンズだとは思うがなんとも、得した気分。やっぱりミノルタの血筋をひくソニーだから相性がいいのか。
もう少し使ってみよう。