ミミズコンポストを手作りする~熊太郎とわたし~ | 片道切符(仮)

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断捨離中ときどき手作り石けん

ベランダで堆肥を作るためにミミズコンポストを作ることにしました。


ミミズコンポストで出来たミミズの糞はとてもいい肥料になるので野菜や花もぐんぐん育つそうです。何より化学肥料じゃないし、とてもよく効きそう!

うまくできれば悪臭もなく生ゴミ処理にも役に立ちます。


ミミズなんてタダでしょ?という認識だったのですが花壇や畑の土の中にいるのはフトミミズで堆肥作りには向いていないそうです。


コンポストに使えるのはシマミミズ。

畑の生ゴミの下にいるそうですが都会暮らしでは入手は難しいです。


専門店では5000円ぐらいで販売しています。


ミミズだよ?ミミズに5000円も…。


もちろん、それだけの価値があるのは分かっていますがミミズ、ミミ…。


ベランダでお試しで始めるので量も持て余してしまいそうだし、専用のコンポスト容器も安いものでも3000円ぐらいします。


ベランダという限られたスペースでお試しコンポストをするのに必要なのは少量のミミズ。みんな考えることは同じのようで行き着くところは釣具店のエサ用ミミズのようです。



それではミミズコンポストを手作りします。


まずはミミズの入手。





ミミズちゃん熊太郎。

ネットで検索したところ、釣りエサミミズはシマミミズでこれをコンポストに使っている人も多い。


「りんたろう」と「熊太郎」がコンポストに人気のようですが「熊太郎」と「信州みみず」しか置いてなかったです。


ミミズは冷蔵庫に入れられて休眠状態になっているようです。

箱の中ではビニール袋に紙くず?コットン?と一緒に入っていました。


釣りって貴族の遊びですね。


ミミズって侮っていましたがけっこう高い。


一箱440円ぐらいでこのときは数えませんでしたが目視50匹ぐらい?

赤ちゃんミミズもいました。

(少量のミミズを買えるのは便利ですが本格的にするなら専門店で購入したほうがいいです。釣りのエサは割高になります)


後日、一箱では足りなさそうだったので買い足しました。

このときは数えてみたら100匹ちょっと入っていました。同じ店で買ったんですけど一箱目より目視でも多かったです。


じっと見てみたところ、「熊太郎」は確かにシマミミズの特徴である輪(マフラー)があるのもいるんですが、特徴が確認できないのもいます。まだ子どもだからかと思ったのですがアカミミズぽい。


釣具屋さんに聞いても困らせるだけでしょう。エサにするならどちらも同じですし、もっともこれはエサ用ですから。


これはシマミミズなのか?

どうやら「りんたろう」はアカミミズらしいです。じゃあ「熊太郎」も…。

http://www.netlaputa.ne.jp/~hiropage/mimizu/rinkuma.htm


アカミミズでもシマミミズでも同じ働きをするそうでひとまず安心。

フトミミズは養殖するのにコストが高いようだし、コンポストに向かなければ淘汰されてしまうらしい。



個人的な意見では「熊太郎」はシマミミズとアカミミズのミックスだと思います。

(ミミズ図鑑がほしいですね…)


追記

http://home.jps.net/~mimizu/cow.htm

熊太郎はマルニチという会社で作っているみたいです。

http://www.marunichi.jp/info.htm

輸入ではないのかしら?(トップページ以外は閉鎖されていて確認できませんでした)ただ、住所が…こんなこと言うのは良くないが震災の影響は大丈夫なのだろうか?ミミズを直接食べたりするわけではないのだけど…。やっぱり住所=養殖地?



~コンポストを作る~


ダイソーで200円のふた付きポリバケツを購入。安心の日本製。

(中国製100円もあったけどクオリティは200円のほうが良かったです)





パーム用土(水で増えるココナッツ繊維。ピートモスでもいいです)と腐葉土を購入。


バケツの真ん中にミミズのおしっこが出るように穴を開けます。バケツの上部にも空気穴をキリで開けます。大きさはミミズが出てこれないぐらいのサイズの穴。


下から堆肥液が出るので台座になるものの上に置いて穴の下に受け皿を追います。ブロックなんかを足代わりにします。


水で戻したパーム用土を敷き詰める(塩分が入っているので一度、絞って水で湿らせたほうがいいようです)。ミミズの量も少ないので全部でバケツの3/1ぐらいの量です。

その上に腐葉土を敷き詰めてミミズを放ちます。


光を嫌うので自分から土の中に入るそうです。


じっと待っていると脱走するものが数匹…。


やつら、ポリバケツを這い上がってきます。


割り箸でつまんでは戻すの繰り返し。それでもがんばって上に這い上がる。


数日は生ゴミを入れず様子見で濡らした新聞紙で土を覆います。

脱走とコバエ対策にもなります。新聞紙の炭素も必要らしいので入れた方がいいです。下にシュレッダーにかけた新聞紙も入れています。





もちろん、ふたもします。様子を見に行ったらまた脱走しようとするのが数匹。

でもその日のうちに諦めたのか脱走するのはいなくなりました。



慣れた頃に生ゴミを少量ずつ入れていきます。ミミズ自体が少ないので生ゴミは少ないかなと思うぐらいがちょうどいいです。


食べてるのかよくわかりませんが小さかったミミズが随分と大きくなっていました。でも数が減ってる気も・・・。やはり環境が合わないミミズは淘汰されてるような気がします。


まだまだ始めたばかりなので生ゴミ(主に野菜くず)を冷凍し、様子を見ながら与えています。


かかった費用~小規模編~

ミミズ一箱 440円

ふた付きバケツ(小)216円

パーム用土(大きなブロックではなく小分けで使えるのが使いやすいです)108円

腐葉土108円

(台座になるものなどは家にあるものを活用)


合計872円(後にミミズを一箱追加したので1312円)


生ゴミ処理には向きませんがお試しする分には安く出来てよかったです。


釣りが趣味の人は自分で余ったミミズをコンポストで増やすそうです。うまく増えれば経済的ですね。



~追記~













ミミズコンポストのその後