母からのメッセージ | 居心地よい暮らし

居心地よい暮らし

今まで子育て中心にblogを書いていましたが、自分自身の事を書きたいと思い2011年6月よりスタート。2021年ハンドルネームaquamaline変更。2022年2月5日タイトル変更。自分の日記的なblogです。

半年以上放置していたツタヤレンタル店の会員カードを更新

お着物が見れたくて、松嶋奈々子さん主演の映画「眉山」DVDをレンタル

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以前テレビ版「眉山」を観て、とても感動した私


テレビ版では母親役・冨司純子さんでしたが、映画版では母親役が宮本信子さん


映画「阪急電車」の演技で大ファンになった女優さんです


眉山-びざん- [DVD]/常盤貴子,山本耕史,宮崎美子
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映画が公開されてから5~6年の現在


主人公の母親役を演じる宮本信子さんの姿が、私の母にそっくりでした


舞踊をたしなみ着物好きでお洒落、弱音を吐かず強がりなところ、我慢強いところなど・・・


そして病気の種類や転移場所、入院中の経過なども気持ち悪いほどの一致


お話の中で母親が自分の指から指輪を外し、娘の指に指輪をはめるシーンで涙がボロボロこぼれました


私も母の闘病中にずっとはめていた指輪を見て「痩せて指輪がブカブカになったね」と言ったら、母が指輪を外して私に手渡し


一旦は自分の指にはめたものの、母親の指にはめ直した私


通夜で実父から指輪を渡された時、母の想いを受け取ったような気がしました


映画の主人公のように両親とは色々とあり、素直に甘えられない環境で育った私


二人の息子の出産も実家に帰らず、自宅近くの病院で生むと決めました


逆に母親が泊り込みで我が家でサポート


母親なりに自分の娘の想いを感じ取っての行動だったように思います


映画の中では不器用な母親が娘に対する愛情を表現


今日は母の四七日(よなのか)


私がこのDVDを見るように導いてくれたのは母だと確信


母の口から癌の告知を受け、入院中も葬儀の時も、今迄一度も涙を流して泣かなかった私


今日、やっと泣くことが出来ました


少し心の重しが軽くなったような気がしています





映画の最後に主人公が亡くなられた母親の献体メッセージを見るシーンがあります


「娘 咲子は私の命でした」


私も命を母から繋いで貰った娘として、夫と二人で力を合わせて子供達を守り育てると決意




「お母さんありがとう」


生きている時には素直に言えなかった言葉が、母に届きますように・・・