世界各国の主要通貨について、特徴を整理しておきましょう。



米ドル



ドルは世界で最も取引量の多い通貨です。その量は、全世界の為替取引のおよそ9割近くになるとされ、ほとんどがドルに絡んでいると言ってもよいでしょうビックリマーク


銀行間の市場では、ドル以外の通貨ペアの取引が極端に少ないという実状があります。そこで取られている対策は、例えばポンド円の取引の時は、ポンドドルとドル円の二つの通貨を組み合わせ、ポンド円の水準を計算するというものです。



世界中の貿易においても、ドルでの決済が基本です。また、世界中の中央銀行が外貨準備を保有する際もドルがほとんどです。


こうしてみるとドルは、まさに世界経済の中心にあると言えます目


こうしたドルの働きを「基軸通貨」と呼び、市場の注目度も米国に集中するのです。

相場に影響を与えたり、大きなトレンドを形成する可能性の高いとされる、経済指標・要人の発言などの変動要因は、米国の発信が中心です。


例えば、注目が非常に高い場合は、大統領選挙がある時など、情勢に影響のあるときですひらめき電球

「ドル」と呼ばれる場合、基本的に「米ドル」のことを指します。

スワップポイントを取引において活用しようと考えた場合、注意する点が二つあります


まず、スワップポイントはあくまで通貨間の金利差によって生じるということです


どちらかの金利水準が変化すれば、スワップポイントも変わってきます。現在はほとんど金利のつかない円でも、1990年代前半のようにドルより金利が高い時代もありました。


仮に今、そうなった場合、スワップポイントはドル円を買った場合支払いになり、ドル円を売った場合受け取りになります。長期的にスワップポイントによる収益を期待して取引を行った場合、金利水準の変化によって、常に、取引開始当時に期待していた通りの収益が得られないというリスクは存在しています。



次に、レバレッジの問題です。


スワップポイントは、もともとの投資金額(証拠金)に関係なく、実際の取引金額に対して計算されます。


例えば、5万円預けて1万ドルのドル円の買いポジションを持ち、1年間維持したとします。その時に受け取るスワップポイントは、金利水準が4月から変わらなかったとした場合、5万6210円になります。スワップポイントだけの利益によって、資金が1年で2倍以上になる計算です。しかし、こうした取引は非常に大きなリスクを伴うことに注意して下さい。


5万円で1万ドルのポジションを持った場合、強制的にポジションが閉じられるまでの余裕は、僅か3円しかありません。ドル円では、年間20円近い値幅がありますから、3円の余裕で1年間ポジションを持ち続けることができる可能性は、残念ながら低いでしょう。


評価損が膨らんできたら、資金を追加すればいいという考え方もあります。


これも、どこまで相場が進むのかの予想がつきません。ですから、資金の追加をする行為自体にもリスクが伴います。


例えば、1995年には1ドルが80円割れまでドル安が進みました。果たしてそこまで資金を追加する余裕があるのかという問題になります。また、再び80円までドル安が進んだとして、そこで止まる保証はどこにもありません。


基本的に、値動きのリスクの方が、スワップポイントによる収益を上回ります。


長期的にスワップポイントを狙いにいく場合は、レバレッジ(取引の比率)を低めに設定し、資金的に余裕を持った取引をすることが大切です。

さらに、かなり長期で持つことで、スワップポイントによる収益が積み上がって損をするリスクは低くなっていきます。そのリスクはゼロにはならないことも意識しておくべきでしょうチョキ

FXにおけるメリット・リスクを考える上で重要なスワップポイントです。


FXと同様、日本円に比べ高い外貨建ての金利を狙った投資である「外貨預金」とその違いを比較してみましょう。


例えば、金利が5%のドルを、金利が1%の円で買い、1日持ち越したとします。
金利の安い通貨で、金利の高い通貨を買ったことになるので、金利の差を調整する必要があります。


1日持ち越した金利の差分として4%分の金利を受け取ることができる、これがスワップ金利です。

ドル円やポンド円など、外貨の買いポジションを持った場合のスワップポイントは、外貨預金などに比べて、売った方の円の金利支払いがある分、金利が低くなりそうですが、実際にはそんなことはありません。



外貨預金とは、ドルやユーロなどの外国のお金で預金をすることです


たとえば、1年間10万円の預金で3%の金利とは、100000×0.03=3000円で、これが利息です。

しかい、こんなに金利は高くありません。日本では景気や財政の影響で、金利を低くしようという政策があり、銀行預金も連動して金利が低くなっています叫び

スワップポイントにおける金利は、銀行間の翌日の金利をもとに、コストなどが加味されて決定します。現在、円はゼロ金利状態が続いており、借りてきた場合でもほとんど金利を支払う必要がないのです。


これに対して、買った方のドルの金利は、銀行が顧客に提供する外貨預金の金利などに比べ、はるかに高い銀行間の金利市場の水準をもとに計算されます。そう考えると、円の分の金利支払いを差し引いても、外貨預金よりもお得な場合が多いのですにひひ