世界各国の主要通貨について、特徴を整理しておきましょう(ポンド)。


●ポンド


英ポンドは、円とほぼ同等の取引シェアを持っている通貨です。


第二次世界大戦直後までは、ドルと並んで世界の基軸通貨の双肩を担っていましたが、その後、英国経済の停滞と共に衰退してきていますが、まだ世界で三~四番目の取引量を誇っています。


ポンドは、その値動きの激しさに特徴があり、取引において実需の占める割合が少ないことから、一方向に偏りやすい投機的な取引が一時的・瞬間的に行われています。

それが取引のかなりの部分を占めている点が偏りの要因として考えられます。


先進国の通貨の中では金利が高く、金利面から世界の資金が集まりやすいことも特徴のひとつとして挙げられます。1992年のポンド危機によって、ユーロ統合の準備段階であるERM(欧州為替相場メカニズム)からの離脱を余儀なくされ、ポンドはユーロには参加しませんでした。今でも時々話題に上りますが、将来的なユーロへの参加は、ポンドに関する大きな注目点です。



これまで紹介した通貨の他にも、


スイスフラン:避難通貨としての特徴を濃く持っている


オーストラリアドル:近年、高金利通貨として人気が高まっている


カナダドル:アメリカとの関係が強い通貨として知られる


中国人民元:中国経済の発展とともに何かと話題に上ることが多い



などがあり、これからの通貨ですが、その国の情勢と合わせて動向が注目されていますニコニコ

世界各国の主要通貨について、特徴を整理しておきましょう(円) 


●円 


日本円はドル、ユーロに続いて、三番目の取引シェアを誇る通貨です。近年、ゼロ金利政策が続いたことが影響し、金利差を狙った外貨預金、外貨建ての債券など、円の絡んだ投資などが活発で、投資資金面では、円売り外貨買いの傾向が強いようです。


事実、貿易の面に関しては、輸出が輸入を上回っているため、ドル売りが出やすい傾向にあります。


また、投資面での動きにはかなりの波があるのに対し、貿易面ではそこまで急激な変化が起こることは少なく、断続的な円買い圧力の可能性はいつも残ります。


これは、産業構造が大きく変わってこない限り、変化することはありません。また、世界経済が活発化すると、輸出傾向にある日本にとって好都合なため、「世界経済の好調=円買い」の判断材料としても捉えられています。



日本の中央銀行は、承知のとおり日本銀行ですが、他の先進国の中央銀行と比較すると、為替の市場介入において積極的とされています。状況によっては、急激な円高、円安局面において、活発に介入を行ってくる可能性がありますグッド!

世界各国の主要通貨について、特徴を整理しておきましょう(ユーロ)


●ユーロ


世界の中心であるドルに対し、唯一代替的な位置付けを持っているのがユーロです。西ヨーロッパのほぼ全域という大きな経済圏に支えられ、ドルに次ぐ取引量を誇ると言うことで、流動性に対する安心感・安定感もありますチョキ


2001年9月の同時多発テロ以降、これまでアメリカだけに依存していた決済や外貨準備といった基軸通貨の役割について、リスク回避を目的とした分散化の動きが世界的に強まっていきました。

そういった環境において、ドルの代替として中心的な働きを示しているのがユーロなのです合格


ユーロ加盟各国である中央銀行は、ブンデスバンク(ドイツの中央銀行)を中心として、インフレに対する対応が早いこと(インフレファイター)で有名です。


また、ユーロという通貨自体にも物価安定への期待が強いことから、通貨保有に安心感が強まり、ユーロの価値を高めています。


特に取引に注意しておきたいことは、要人発言や経済指標の影響要素は、ユーロ全体のものだけでなく、域内最大の経済大国・ドイツの指標や発言の影響力が強くなっています叫び