世界の為替取引が、ドルを中心に行われていて、 世界中で行われる為替取引の9割近くが、ドルに関連しています。


 アメリカという国は、世界経済において中心的役割を果たしているため、投資に限らず、貿易などに絡んだ「実需」と呼ばれる取引や、世界各国の中央銀行の外貨準備などにおいても、ドルが基本となっているのです。


 また、ニュースや要人の発言なども、米国発のものは注目度が最も高くなっています。

例えば、アメリカの金融政策を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)は、世界中の注目の的になっています。


 実際の取引において、ドル以外の通貨同士の取引シェアはあまりに低い状況となっているのが実状です。


銀行間の市場は一度に大量の金額の取引が行われることがあります。そのため、ドル以外の通貨同士の取引を行う場合、一旦、ドルを介在させて取引されることが一般的になっているほどです。


例えば、ポンド円を買うといった場合、ポンドと円を直接交換しませんポンドドルのペアでポンド買いドル売りドル円のペアでドル買い円売りという具合に分けて取引を行い、二つを掛け合わせて(ドルは売りと買いで相殺)ポンド円のレートを出すのです。


 このような状況を考えると、ポンド円のような、一見ドルが関係しないような取引を行ったとしても、イギリスと日本の二カ国間の動きだけに注意を払うのでは全てを把握することはできませんあせる


 アメリカで起こった材料について、ポンドドルやドル円でどのような反応が出てくるのかなどもチェックしなくてはならないのです。そのため、単にドル円を見る時に比べて予想が複雑になりやすく、結果としてドル円の通貨ペアが判断しやすいということに繋がるのです。

外国為替の市場は、多様な参加者がそれぞれの理由で取引に参加しています。その中で、季節によって取引量が変化するということがあります。
ここでは、季節別の特徴を下旬で見ていきましょう目


●8月

日本ではお盆休みということを受け、取引が少なく、動意に欠けた展開が続きます。

欧米のディーラーも夏期休暇をとっており、参加者が少なくなりがちで、こういった状況を「夏枯れ相場」と呼び、大きな動きは見られません


●11月

2月と異なり、欧米企業において、海外の資金を自国に戻す作業による動きが目立ち、欧米企業の会計年度末はほとんどが12月ですから、クリスマス前に会計作業を終わらせるような動きが目立ちます。

よって、11月下旬頃にリパトリ(国外の資金を自国通貨に戻す作業)が集中する傾向にあるのです。


●12月

8月以上に市場参加者が減り、クリスマス休暇をとる市場参加者が多く、銀行の陣容も手薄です。

また、企業も会計年度末を控え、大規模な損益のプレを嫌いますから、取引を控える傾向にあります。

この結果、基本的に相場は膠着状態になりやすくなります。



以上が各月ごとの外国為替市場の特徴です。これは一部の傾向であり、あくまで五分五分から片方に若干圧力がかかる、という認識程度がよいでしょうニコニコ

外国為替の市場は、多様な参加者がそれぞれの理由で取引に参加していて、その中で、季節によって取引量が変化するということがあります。


例えば、日本では3月末に決算をする企業が多い。また、欧米では12月にクリスマス休暇をとる企業が多い、などのように、1年を通してみると様々な特徴があることが分かります。

この影響を受け、外国為替市場も季節ごとに毎年似たような動きをするのです。


ここでは、季節別の特徴を上旬から見ていきましょう目



●2~3月

年始~年度の末にかけては、円買い注文の増加が目立ちますグッド!


これは、3月末が日本の会計年度末であることが要因として挙げられ、年度末の前に、日本企業が海外の資金を円に戻す作業(リパトリと呼びます)を行うのです。また、2月には外貨建債券の利払いがあります。


外貨建債券は、四半期ごとの利払いが基本で、2・5・8・11月にクーポンが支払われ、そのクーポン益支払いのため、円への転換(円転)が必要になり、円買い注文が増えるのです



●4~5月

会計年度を過ぎた4月からは、企業において新規の取引が増えます。


その年の状況毎で異なってきます。機関投資家からの外債投資も活発に入ってくることが期待され、ドル買いの材料が強まる月と言えます。大型連休(ゴールデンウィーク)に向けた、ドル買い注文が増えることも、この月の特徴ですチョキ