3月15日、友の会平和平和委員会主催で、おとなりの北区にある“戦跡めぐり”がおこなわれ、9人が参加しました。
北区には戦前より火薬や兵器、軍服や軍靴を製造する工場や、橋や陣地をつくる工兵隊、軍施設に関連製品などを納める民間工場が数多く置かれていました。現在でもその施設跡を北区内各所でみることができます。
当日は、北区平和委員会の八百川孝さんの案内で、王子駅北とピア前の平和記念象を出発し、戦前は陸軍の兵器工場で、戦後はベトナム戦争時の米軍の野戦病院(キャンプ王子)となった中央公園、中央公園文化センター、弾丸などを製造していた工場跡につくられた北区中央図書館、区内で唯一民生用に変換されなかった自衛隊十条駐屯地などをめぐりました。
八百川さんからは、昔軍用地で、戦後連合国軍の管理下に置かれていましたが、住民の運動によって、現在、軍用地が解放され、学校や病院、住宅等区民福祉向上のための施設に変化していったこと、自衛隊の駐屯地の返還を求める運動のなかで北区の戦争展がはじまったことなどが紹介されました。