NHKで、日本有数のCMクリエーターの特集をしていました。
誰もが一度は見たことのあるCMのクリエーターが集まって対談をしていました。
クライアントの企業は、製品のいいところを伝えたがる。
当たり前ですね。
でも、それでは、見ている人に伝わらない。
そこで、企業の言葉を、見ている人の言葉に翻訳する。
それが、CM作りの基本である。と。
しかも、CMは、番組の途中に挟まれるから、
視聴者がトイレに行く時間帯に流れることになる。
それを見せるのだから、相当たいへんでな作業となります。
できあがったCMだけを見ているから、
私たちはよくできているなと思うだけです。
でも、そのウラでは、
クリエーターさんたちの血のにじむような努力がなされています。
アイデアが浮かばないときは、神社にお参りにも行くそうです。
喫茶店で仕事をするそうです。
何かアイデアにつながらないかと、人の動きをよく観察するそうです。
へたなCMを作るわけにはいかないから、
プロとしてのプライドが許さないから、
毎回最高のものを作ろうと努力するそうです。
CDクリエーターさんたちは、
作品として仕上がるまでに、何度も、産みの苦しみを味わうのです。
これは、ネットビジネスにも通じるところがあります。
自分の実績だけを大げさに言い始めると、
誰も話を聞いてくれなくなります。
また、売りたい、お金が欲しい、買ってくださいと言い続けても、
誰も買ってくれません。
胡散臭さが増すだけです。
視聴者やメルマガの読者が興味があるのは、
情報の発信者やメルマガの送信者ではなくて、
視聴者や読者自身のことです。
CMで紹介されている商品やメルマガの価値がどんなもので、
どれだけすばらしいかなんてことには、
全く興味がないのです。
興味があるのは、
その商品がどれだけ自分の役に立つのか、
どれだけ自分が豊かになれるのか、
自分にいい影響を与えるのか、
ということです。
これらの点をきちんと伝えることが大切です。
これらのことが伝われば、
必要なものであれば間違いなく購入してもらえます。
副業でネットビジネスに取り組むときにも、
ビジネスであるということをしっかりふまえて、
産みの苦しみを味わうほど真剣に取り組めば、
自由な世界が開けてきます。
努力して、あきらめないことが大切です。