【叡王戦第5局】藤井叡王が衝撃の銀捨て!2勝2敗の最終局…負ければ23度目タイトル戦で初の敗退
将棋の第9期叡王戦5番勝負は20日午前9時、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で第5局が始まり、戦型は先手・藤井聡太叡王(21)=王将含む全8冠=、挑戦者・伊藤匠七段(21)共に得意の角換わりに進んだ。昼食休憩明けの77手目、藤井が王こそ穴熊だが、囲いを構成する銀矢倉の右銀を、6筋の伊藤の歩の前へ突き出した。
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森下九段“藤井八冠が優勢 ただ最後までわからない”
森下九段は「序盤は伊藤七段が正面からのぶつかり合いを避けてやや逃げた形となっていましたが、ここ数手で少し差が開き藤井八冠が優勢な状況だと思います。もちろん伊藤七段が挽回する可能性もありますが、藤井八冠はまだ残り時間が1時間以上あるので有利なことに変わりはありません。ただ将棋は最後の最後まで何が起きるかわかりませんのでまだまだこれからです」と話していました。
午後の「おやつ」は
午後3時になり、対局者に再び“おやつ”が提供されました。藤井聡太八冠が、クリームが詰まったスポンジ生地のお菓子とオレンジジュースを、伊藤匠七段がバウムクーヘンとアイスティーをそれぞれ注文したということです。