先週末あたりから、寒さがより厳しさを増しています。
この冬一番では?
定期的に訪問しているI君の別宅では、
標高差もあって、いつも水道の凍結が関心事。
今週末は、どうなっていることでしょう。
さて、
1885年にイタリア・ナポリで創業した、と聞いていたメローラ。
どうも最近では、
創業年が少しばかり遡った1870年と言われていますが…。
ハンドメイドの手袋のほか、ネクタイでも有名な老舗ブランドです。
50オンスシルクのタイは、
誰もが一度は手にしたい名品ではないでしょうか。
(メローラ、小紋柄のスカイブルータイ。手触りで上質なシルクである事が判ります。)
今回紹介する、こちらの黒は、
手首にスリットがある厳選されたラムナッパ(仔羊革)を使用した品。
(革の柔らかさ、しなやかさは、各部分の皺の入り方でご判断ください。)
(革がこなれて、着け心地が良い状態に。)
(丸みのあるスリットをズームアップで…。)
ライニングは、定番のカシミアの白。
イギリスのデンツよりもタイトフィットで、
このタイプは指のサイズが幾分短いようですが、
しなやかさは際立っています。
(裏返して、カシミアのライニングを。縫製がとても丁寧です。)
(カシミアライナーとブランドタグをズームアップで…。)
(指先は、人差し指と小指が3枚の革で、中指と薬指が4枚の革で仕上げられています。)
自社工場におけるハンドメイド仕上げならではの出来栄え、
と表現すべきかもしれません。
手の甲に入った三本の飾りステッチは、
手袋の定番とも言えるベーシックなデザイン。
(三本のピンタック。両端には、細かいステッチが入ります。)
毎冬、ヘビーローテーションになるのも頷けます。
(おまけは、柄に黒檀を使った洋服ブラシ二点。左は藤本虎の白豚毛、右は江戸屋の黒豚毛です。)
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