ハイ・ノーツ(High Notes)の男性ソウル・シンガーと言えば?
僕が真っ先に思い浮かぶのは、
スタイリスティックスのリードシンガー、ラッセル・トンプキンスJr.
(「ソウル・トレイン~スタイリスティックス-ロッキン・ロール・ベイビー~」で紹介したアルバム、ロッキン・ロール・ベイビー。左端がラッセル・トンプキンスJr.です。)
同じく、
アース・ウィンド&ファイアーのツインボーカルのひとり、フィリップ・ベイリー。
(51年生まれのフィリップ・ベイリー、85年のアルバム「Chinese Wall」。ビルボードで22位を記録しています。)
そして、忘れてならないのが、
ネヴィルブラザースのボーカル、アーロン・ネヴィル。
彼がリンダ・ロンシュタットと歌ったのが、
グラミー賞受賞曲の「Don't Know Much」。
(リンダ・ロンシュタット、89年の「Cry Like a Rainstorm, Howl Like the Wind」。ビルボードで7位を記録しています)
(アルバム5曲目の「Don't Know Much」は、ビルボードで2位となりました。)
いかつい風貌からは想像もつかない美声で、
彼女に語りかけるように歌い始めます。
小刻みに震えるようなハイトーンのビブラートが
リンダ・ロンシュタットの美しいファルセットと相俟って、
素敵なデュエット・ソングに仕上がっています。
80年代の終わりを飾った名曲を是非一度、聴いてください。
活動歴50年を超えるアーロン・ネヴィルは、
ソロでも「Warm Your Heart」などの素敵なアルバムをリリースしています。
(アーロン・ネヴィル、91年のアルバム「Warm Your Heart」。1曲目の「Louisiana 1927」からビブラート全開です。)
(おまけは、「4匹の子猫⑧~クリとタル~」、「4匹の子猫⑦~避妊手術~」等で紹介を続けているクロ、クリーム、タルトの親子。)