安物買いは銭の得 | 鳥飼和一郎のブログ

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親しい知人のブログを読んで新しい世界を知りました。
この世に何かを残す事に今トキメキを感じます。
偶然とはミラクルなものです。ボランティア、音楽、絵、友人達、毎日が生きがい元気です。

「貧乏人は鰯を食え」と言った首相が過去にいたが、今は物が安くなってあれが得これが損とは言えなくなってきた。

私も定年後主婦のまねをして7年間、週5日間夕食を作ってきた。妻が近所にパートに行っていたので少しでも楽をさせるために、なれない包丁を持ってあれもやろう、これもやろうとクッキングの本を買ってきてまねをした。あまり上手とは言えないが我慢すればのどを通った。

毎日のスーパー巡りで安くてうまい物がだんだんわかってきた。ある店で上等のステーキ肉をつなぎ合わせて1枚のサイズにして200円で売っていた。これを確保するのにかなり時間を気にして買いに行き、売り切れていたらガッカリとうなだれて帰ったこともあった。

閉店まぎわの半額セールも見逃せない。知人の会社の常務は退社後いちもくさんにスーパーにまっしぐら、店員が半額のシールを貼るのを離れた所から見ていてすばやく駆け寄りゲットする。ある日気のきいた店員が「お客さん時間まで待たなくていいから」と言って半額にしてくれたと話してくれた。日頃の努力に同情されたようだ。

ある広告会社の部長はデパートの大安売りをねらって早取りのトレイニングをしている。
商品に突撃しても腕のいい主婦に負けて、惨めな思いになるのがしよっちゆうある。
負けたらくやしいという心構えの自主トレである。

うまく獲物を確保した時は知人の女性といっしよに食べながら、「どうや美味いやろう、俺がとったんや」と自慢すると、その女性は「ほんまに美味しい!また頑張ってとってきてや」とほめるらしい。

今はもう閉店してないがその女性がオーナーをしていた、クラフト仲間が集まる人気のある喫茶店があった。画家、陶芸家、音楽家 手機作家、が常に集っていた。あれから6年たったが私はその店から沢山のことを学んだ。